「流山はすごい」を読んで

【「流山がすごい」を読んで行ってみました。】

30年流山市に住む元日経記者の大西康之氏の「流山がすごい」新潮新書、Facebookで成毛眞さんが絶賛(本の帯にも、あなたの町も変われるはず、とのコメント。)

「母になるなら流山」のキャッチコピーの流山を自分の目で確かめようと初めてのTX(つくばエクスプレス)に乗って流山おおたかの森駅へ。結構近い、家→西武新宿→新宿西口→新御徒町→流山おおたかの森駅まで1時間20分弱。
江戸川を渡ると周辺の戸建て住宅には太陽光パネルが載っている家がたくさん。どんな人が住んでいるのだろうか。

そして、おおたかの森駅から南側階段を降りると、そのままショッピングセンターの前の芝生の広場になっていてクルマは来ない。子どもが多い。

駅の東側の建物3階4階には、送迎保育ステーション。朝出勤時に子どもを預ければバスで各保育園に送って、帰りもここでピックアップ、延長も可能。保育園が駅から遠いところに点在しているという問題を解決。「母になるなら~」の目玉施策。

駅からは何本かのペデストリアンデッキでショッピングセンターにつながっていて、1階も2階も正面入り口という感じ。ショッピングセンターは本館、アネックス、アネックス2、フラップスと何棟も・・・
紀伊国屋書店、無印良品から角上魚類や西松屋まで何でもあるある。
夫婦二人でバリバリ働いている子育て世代によろこばれそうな駅前。
ペデストリアンデッキには屋根があります。

その後、歩いて駅周辺の高層マンション群から低層マンション、アパートそして戸建て住宅街へ。さらに大きな森にひかれて諏訪神社を参拝。

神社の辺りからは旧街道筋の昭和のまち、街道をクルマを避けながら歩いて大きな新しい病院まで来ると、そこから駅の方向へは新築戸建てが並んでいる。
駅近くのまちと街道筋とのギャップが・・・

TX開業時(2005年)約15万人の人口がそれが今は20万人を突破。30代40代と10歳以下が増えている。

保育園の子どもたちが5年10年経ってくると小学生、さらに中学生へ。学校などの施設はどうなるんだろう。塾はあるのかな。大変そう。
長年近くに住む知人によると、かつては多くの森が存在し大鷹も普通に見る事が出来るような場所。そこが大きく変化し、人が流入し、また流出していく人も。

まちづくりって見た目や掛け声だけでなく、住んでいる人が納得して住める事が大切。盛り上げようと言って形だけ良くなっても・・・
住んでいる人がずーっと住み続けたいまち、そこで育った子どもたちが大きくなって戻って来たいまち、それが循環して続いていくまち、そしてそれが伝わって他から移って来たいというようなまちへ。

そして、まちにはいろいろな人たちが住んでいるのが多様性。その人たちのつながりから何かが生まれてくるまちの可能性。
今回行ってみて、それぞれのまちに合ったまちづくりが大切だというのを改めて感じる事が出来た。

この本を読むと、他にも流山の素敵なところがいろいろ紹介されていて、旧市街にある古民家カフェや巨大物流倉庫とその周囲がランニングコースとして整備されていたり、株式会社として有機で野菜を作って販売さらにいろいろと拡げているサラリーマン出身者、都心でバリバリに働いていた女性で、市議になった人、起業した人、市役所職員になった人などなど・・・
そもそも市長はアメリカで都市開発をやってきた専門家だったり。

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