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年金請求の注意点

公的年金には大きく分けて3つの給付がありました。

老齢年金

遺族年金

障害年金

基礎年金厚生年金に分かれ、それぞれに納付要件や受給資格など細かく規定されています。

まずは定期的に送られてくる年金定期便に記載されている年金加入記録をきちんと確認しておくことが大切です。

平成9年に基礎年金番号による年金記録統合までは国民年金、厚生年金、共済年金それぞれ別々の番号で年金記録が管理されていました。

年配の方ほど若いころに加入していた年金加入記録がもれている可能性があります。

年金請求時に加入記録の確認をしながら手続きを進めるのですが、当時勤めていた会社を忘れていたり、年金に加入していると思っていなかったので申立てしなかった場合などが考えられます。

その方が亡くなってから遺族の方による申出で埋もれていた過去の記録が発見される場合もあります。その場合は生計維持のある遺族の方が差額を受け取ることになります。

こういうことは本来あってはならないことだと思います。

年金制度の設立から現在までにおいて、世の中は大きな変化がありました。

古い時代に作られた制度が時代に合わなくなってくるごとに改定が繰り返され、それゆえに複雑な制度になってしまったものと思われます。

すべてにおいて改定の詳細を語れる専門家はいないでしょう。

今後も時代の流れにあわせて改定が繰り返されると思います。

私たちの大事な年金制度について、国は正確な情報の発信と理解の周知に努める必要があります。

それに対してさまざまなマスコミや評論家がいろんな意見を発表すると思います。

それをほんとうに正しい解釈なのか、自分なりに考えていきませんか。

わたしたちの大切な財産ですから。




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