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外国籍の方の年金請求

日本に長く在住されている外国籍の方も老齢年金を請求できる方が増えてきました。

日本の老齢年金は平成29年8月以降、保険料を納めた期間と免除期間があわせて10年=120月以上あれば受給できます。(遺族年金、障害年金の例外あり)

永住者や日本人に帰化した方は、20歳から初めて日本に上陸した月の前月まで、カラ期間として年金加入期間に合算できるので10年=120月以上の年金納付期間がなくても老齢年金がもらえる方が多いです。

大変なのは初めて日本に上陸した日証明することです。

すべてのパスポートを保存してあれば内容を確認して証明できる場合もありますが、証明できない場合は出入国在留管理庁外国人登録原票または出入国記録を請求して取り寄せないといけません。

http://www.immi-moj.go.jp/news-list/foreigner.html

これが結構大変です。日本人が読んでもわかりにくいのですが、そもそも日本語の理解が乏しい外国籍の方が自力で請求するのは非常に困難です。日本語の理解ができる友人や家族の協力を得られる方は何とかなるのですが・・

年金請求書提出時、配偶者加給年金対象者がいる場合は、日本の戸籍にあたる本国の証明日本語訳を添付、婚姻関係証明書日本語訳を添付するなど身分関係の証明書類を求められます。国ごとに証明書の書式や証明方法が異なるため、多くの労力が必要となります。

そもそも請求書や大事な規定は日本語記載ですので外国籍の方が署名しても内容の理解は難しいのではと思います。

つまり、言われるがままに書いた・・こんな感じでしょう。

日本人が外国の年金を請求する場合も同じような感じです。翻訳はAIで可能ですから何らかの対策はできないでしょうかね。

世界的にこのあたりはほとんど出来ていません。

せめて日本から始められないものでしょうか。



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