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遺族年金 質問が多い内容ベスト3

今回は遺族年金の相談で多い質問をみていきたいと思います。

遺族年金の相談で多い内容その1・・遺族年金はいくらもらえるの?

遺族年金は配偶者が死亡してから手続きをする年金ですが、将来どのくらいの年金額になるか、事前に確認を希望されるかたも多いです。

高齢のご主人が、自分が亡くなったら妻にいくら渡せるか、又は奥さんが、夫が亡くなったらどのくらいの年金額になるかという相談ですね。

年齢が若い方は遺族年金額を気にされる相談は少ないですが、万一の際について、制度内容を確認しておくと安心ではないでしょうか。


遺族年金の相談で多い内容その2・・遺族年金があると老齢年金がもらえない?

公的年金には65歳になるまで「一人一年金の原則」がありますから、上記の質問は間違っているわけではありません。

しかし、65歳以降は「一人一年金の例外」があります。

65歳以降は自分の老齢年金を最優先で受け取ることになります。そのうえで、老齢厚生年金額と,算出した遺族厚生年金額との差額を実質的な遺族厚生年金として受取ことになります。(旧法は別の考え方になります)


遺族年金の相談で多い内容その3・・手続きしても遺族年金のことはよくわからない。

3つ目は質問ではないですが、相談時によく感じることです。

遺族年金の手続きをされる方は、多くが高齢の女性です。親族の方が付き添われて手続きをする場合がほとんどでしょう。

ご自身の老齢年金の内容をよく理解しているというより、今いくらもらっているかを意識されていると思います。

遺族厚生年金額は亡くなった配偶者の年金額より大幅に減ってしまいます。

年金額にがっかりされていらっしゃる様子をみると、どう説明してよいものか悩みます。

年金額は人それぞれですし、自分の年金と遺族年金を併せても今後の生活資金が不足される場合もあると思います。

遺族厚生年金には最低保証額はありません。高齢で亡くなった方が自営業で基礎年金のみの場合は、そもそも遺族年金がありません。

制度として一定の追加保障があるといいのにと考えるのは私だけでしょうか。


遺族年金請求の際は未支給年金の手続きもあります。これは死亡した方の最後に支払われる年金を基本的に配偶者が受け取る制度です。(配偶者がいない場合は次順位)。こちらも忘れずに手続きが必要です。



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