見出し画像

年金加入記録は正しいですか?

年金加入記録は国民年金期間、厚生年金期間、共済年金期間に分かれています。

ねんきんネットや節目年齢(35歳・45歳・59歳)に届く封書のねんきん定期便をみると、これまでの加入記録・保険料納付記録が古い順に記載されています。

加入記録・納付記録はもれなく正しいでしょうか。記録もれはないでしょうか。

万一抜けている記録や誤っているがある場合はその旨を記載して調査依頼を提出した方が良いです。

現在の基礎年金番号がつくられたのは平成9年1月からです。それまではそれぞれの制度でバラバラの番号を使用していました。

年金手帳を複数持っている方もみえると思います。基礎年金番号にそれらの記録が統合されていればよいですが、統合されずに残っている場合があります。

婚姻して姓が変わった場合・・旧姓の記録が統合されていますか?

過去に転職回数が多い場合・・厚生年金に加入していた勤務先がすべて記載されていますか?

共済加入歴がある場合・・共済加入記録が記載されていますか?

外国籍の方・・出入国を繰り返して勤務先が変わるたびに年金手帳を別番号で発行されていないですか?


比較的高齢の方の古い加入記録が総合されず、残っている場合があります。基礎年金番号内に組み込まなければ正しい年金額になりません。

老齢年金請求をする際に確認されることもあります。

遺族年金や未支給年金を請求する際に発見されることもあります。その記録を統合した正しい年金額において、遺族が差額を受給できる場合もありますが、本来は本人が受け取るべきはずのものでした。(年配の方は過去の職歴を忘れている場合もあります。まさか加入しているとは思わなかったなど。)

基礎年金番号ができる平成9年1月前に20歳に到達している方は一度年金加入記録を確認してみてください。

若い方でも障害年金遺族年金保険料納付要件を確認する際に大切です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?