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令和4年度の公的年金額改定の影響は?

厚生労働省のプレスリリースにおいて令和4年度(2022.4〜2023.3)の年金額改定について発表がありました。

https://www.mhlw.go.jp/content/12502000/000725140.pdf

改定率は2022.4月分の年金から適用されるので、4月分・5月分支払日である6/15より年金額が減少することになります。やはりここ数年のコロナ禍の影響が年金にもでているのでしょう。

年金額は受給者それぞれ違うので、一律に年間いくらといえませんが、老齢基礎年金満額780,900(令和3年度)の方であれば、年間3,108円減額となり、777,792円(令和4年度)となります。厚生年金は資料のモデルケースで、年間10,836円減額となります。基礎年金、厚生年金合計で17,052円減額/年です。

今回はマクロ経済スライドが実施されておらず、今後年金額が上昇する場合に調整するよう繰り越されています。つまり景気上昇による年金額が上がる計算時に減額されることになります。

なんとも腹立たしいのですが、今回の調整、さらに今後の調整予定は、少子高齢化に加えて昨今の経済状況において制度維持のために仕方がないのでしょう。

国からの年金行政の詳しい説明が求められるところですが発表して終わりのような気もします。関係のないところへ不満が飛び火する可能性もあります。やはり、年金制度の教育は必要だと思います。税金も同じですが。







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