思想や哲学は、愛と怒りを生む

大谷翔平が大人気というふうな報道が続く日本。

彼がとても野球の能力が高い人だということはわかるが、少し物足りなさを感じる。

イチローのほうが野球を通して世の中に努力を継続すること、挑戦し続けることなど、伝えようとする何かを多く感じた。

どんどん日本から思想がないほうがうまく生きられるような風潮がある。

しかし、そういう人に限って思想や哲学を求めているようにも感じる。

だからこそ音楽ライブやYouTubeで有名人を追いかけるし、ゲームやアニメで現実離れを楽しんでいる。

生きがいを感じるほどの哲学や思想を欲しているのだ。

どの時代でも生き方や思想、哲学というものは正解はない。

ましてや政治というのは思想や哲学の上に成り立つものだ。そしてその時代に合った政治が展開されるが100年経っても同じ仕組みが続いているなんてことはありえないし、ありえたとしても、時代や地域の変化に適合しているとは言えない。

愛されたいとか愛したいというけれども、それも思想があってこそ。愛する人を守るときに思想が生まれ、思想が生まれた時に愛されていると感じる。

愛とは強い思想の循環だ。

と同時に愛があるほど怒りが生まれる。怒りは愛の証なのだ。

愛があるひとには思想と哲学があり、怒りが灯っている。

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