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英国シティズンシップ教育(1)ーNational Curriculum内での位置付け

2015-2016にロンドンのUCL Institute of Educationという大学院に留学してCitizenship Education(以下シティズンシップ教育)について学んできました。当時のブログをnoteに転載して、今後はnoteで運用していこうと思います。

2015年1月から、イギリス・ロンドンのUCL Institute of Educationという大学院に留学をしています。


あっという間に1年が過ぎ去ろうとしていて、ここで勉強するうちに新たに見えてきたものや、視野が広がったこともたくさんあるので、改めてブログも仕切り直してスタートしていこうと思います。
まずはもともと「これを勉強しよう!」と決めたCitizenship教育について書いていきたいと思います。

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イギリスのシティズンシップ教育について

イギリスでは、2002年からシティズンシップ教育(教科名:Citizenship)がNational curriculum(国によって履修が定められている教科)の科目に指定されていて、Key Stage3(11〜14歳)とKey Stage4(14歳〜16歳)
で必須科目となっています。

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(source: GOV.UK, The national curriculum in England Framework document December 2014 | accessed 28/06/2020)


前後しますが、イギリスの教育システムで使われているKey Stageについて。

イギリスでは5歳から16歳までの生徒に対して、4つのKey Stageに分けたカリキュラムに基づいた教育を行うように取り決めています(3歳〜5歳まではEarly yearsというカテゴリに分けられています)。そしてそれぞれのKey Stageの中で学ぶべき必須科目とその他科目が指定されています。

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次の記事では、具体的にnational curriculumのKey Stage3と4において、citizenshipの学習目標・学習内容がどのように設定されているかを紹介します。


2015/12/19執筆記事の転載。データは最新の情報をチェックし直しました)


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