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Talker#04 | 竹内健二(じぶんデザイン)

「じぶんデザイン」は埼玉新聞社の新規事業として2023年4月にスタートした、地域課題と向き合う体験を提供するプロジェクトです。氷川参道沿いのBibliを拠点に活動しています。

TalkTimeの様子

Talk Time

子どもたちに、自分でじぶんを創る力を

竹内さん:「じぶんデザイン」を始めたきっかけは、全国の地方新聞社のビジネスコンテスト。私を含め、社内4人の仲間とともに2021年度に最優秀賞を勝ちとり、その優勝賞金で事業がスタートしました。子どもの体験教室として、まさしく地域で活躍している人たちに先生になって頂き、子どもたちに体験を通して多くの学びを得ていただきます。
じぶんデザインで思い描いている未来は、子どもたちが自ら感じ、学び、じぶんを創り上げ、その経験を元に大人になって埼玉で活躍すること。そうすれば、埼玉はもっといい場所になると思うんです。
私たちは、10年後20年後に子どもたちがさいたまに戻ってきて活躍してもらうことをイメージして取り組んでいます。

スライドより抜粋

チーム4人の絶妙なバランス

  1. アイデアと営業力で事業を推進する竹内さん(Top画像左)

  2. チームを支える立石さん(Top画像右)

  3. 圧倒的な行動力のある若手

  4. 冷静な状況分析者

竹内さん:この4人の個々のパーソナルが補い合い、絶妙なバランスで今があります。そして、これからも事業を発展させていく事ができるのは、この大切な仲間がいるからです。

4人の紹介をする立石さん

狭山茶をひろめるためには?

竹内さん:地域課題の解決として、狭山茶を世の中にひろめるために「狭山茶のパンを作って売ろう」という体験教室を行いました。複数のテーマを置き、それぞれに地域の先生が入って体験していくストーリー。各先生の魅力が発揮されます。

  1. 狭山茶の美味しさを知ろう(お茶屋)

  2. オリジナルパンを考えよう(パン屋)

  3. 小麦を収穫、加工を知ろう(農家)

  4. お金の流れを知ろう(銀行)

  5. 街に出て販売してみよう(マルシェ)

竹内さん:パンの販売までにも色々な過程があることを体験し、子どもたちはもちろん、付きそう大人たちにも学びがあります。食べ物の素材、価格の設定、ポップ作り、販売など多岐にわたる体験を通し、自分の得手不得手などにも気づきます。問題を解く方法を教えるのではなく、「知りたい」という気持ちを引き出し、体験するなかで自分に落とし込んでいくことが出来る教室です。

スライドから抜粋

心に刻まれる言葉

竹内さん:事業を始める前に、埼玉の大手会社の会長に自分たちの企画を説明する機会がありました。
「とってもいいことだけど、それをビジネスとしてやるのは難しい」
という言葉をいただき、私たちも新規事業として展開しているので、ビジネスとしても成り立たせないと継続できないことには気づいていましたが、ハッとさせられました。
いつか事業が軌道に乗ったら、報告しに行きたいと思っています。

地域に根ざす本当の意味

竹内さん:この事業に取り組む前は、広告の営業をやっていて、その時には、広告を出してくれるかどうかで相手を見ていました。今は、肩書きだけの関係から一歩踏み込んだ人や地域とのつながり、地域に根ざす本当の意味を実感しています。今日お話している皆さん、是非先生になって欲しいと思って聞いていました。地域で頑張っている方々と一緒に「じぶんデザインを」成功させたいです。

体験テーマの紹介

Instagram @saitama_jibun_design



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