まいにちが、まいにちだ
「毎週水曜日に更新します!」
と高らかに放った1週間後、更新はできず。
きょうは月曜日だけれど、間が空いちゃうとまた更新しなくなる気がしたので、書いてみようと思います。
きょうは、最近出会ったアーユルヴェーダの好きな教えの話。
「宝石・ギー ・尊敬すべきもの・吉兆なもの・花に触れることなしに外出してはいけない」(チャラカ・サンヒター 総論8章)
アーユルヴェーダの教えは海のように広く深く「まいにち出かける前に行うと良いこと」まで書かれています。
その中のひとつに「花に触れる」があるというのを知った時、きゅんとしました。
出かける前に触れた方がいいものの羅列は「宝石」「ギー」からはじまっているけれど、一番最後に「花」が書かれているのは、きっと難易度順なんだろうと思います。
宝石を持っていない人も、
ギーが手に入れられない人も、
道端に咲く花なら見つけられます。
「触れるというのは、『まなざし』も含まれるんですよ」というのを、teateセラピーというタッチセラピーを学んでいた時に教わりました。
手で触るまでの余裕はなくても、優しくまなざしを向けるのも触れるに入るようです。
朝、花に水をあげたり、水を取り換えたり、様子を見たり。
出かける前に時間を取ることでこころにも余裕が生まれること。
周りを見たり、声を聞ける状態で一日を始めること。
少しときめいて良い気持ちで一日を過ごせるベースを整えること。
まいにちは、まいにちでしかないけれど、まいにちの過ごし方を変えると、まいにちの偉大さを知るような気がします。
4000年も前から、人々は朝出かける前に花に触れてから出かけていたんだと思うと、なんだかとても嬉しい気持ちになったのでした。