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市場を創造する難しさが楽しめるか──マチマチの事業開発担当が語る地域SNSの可能性

「マチマチのメンバーインタビュー」シリーズ、略して「マチメン」。今回はマチマチの事業開発 責任者 北の登場です。

前編では、これまでの経験からどう考えて事業開発を担ってきたかを聞きました。後編では、彼がマチマチでどのように事業を作ろうとしているかを聞いていきます。

(プロフィール)マチマチ事業開発 責任者 北祐一。千葉県出身、市川市育ち。カリフォルニア州立大学ソノマ校卒。株式会社カレンにて約10年(取締役として2年)デジタルマーケティング事業に従事。その後、スタートアップ数社(サイジニア、Kaizen Platform等)、グリーのスマートフォン広告事業、りらいあデジタルのAI事業にて要職を歴任。主に営業、事業開発領域を担当。

このメンバーなら次の10年を投資できる

ーーマチマチに入社したきっかけはなんだったのでしょうか?

元々、六人部がサイジニア時代の同僚だったんです。その後、彼がオーマイグラスを起業してからも、定期的に会って情報交換をしていました。マチマチと自分、双方のタイミングが合ってジョインすることになりました。

ーー北さんのタイミングというのは?

次の10年は、なるべく生み出すインパクトの大きい場所で時間を使いたいと考えていました。マチマチのミッションはかなり大きい目標を掲げているし、Whyへの共感も大きかったので、フィットすると感じました。とはいえ、挑むのは大変なイシューなので、誰とやるかも重要でした。マチマチのメンバーと会っていくなかで、「この人達となら」と思い、次の10年をここで使おうと決めました。

ーーマチマチのメンバーのどこに惹かれたのでしょうか。

学ぶ意欲やチームとして対話を大事にする姿勢ですね。事業はもちろん、最終的に自分たちの人生を良くするために今の時間をどう使うかを考えると、対話する時間も大切でした。なにかをやりたい、やりきりたいという姿勢が伝わってくるのも好感を持ちました。

ーー実際に入ってからはいかがですか?

事業ミッションがクリアで、チームとしてのコア・バリューを大切にしている。OKRの運用も丁寧にやりきっていて、なぜやるか、何をやるかはズレないですね。スピード感も違和感はありません。情報化が習慣化されており、全員がそれぞれの仕事を情報化している。この先、情報を全員が出し続けると、流通する情報量が増えるのでまたやり方のアップデートが必要かもしれませんが、良いカルチャーだと思います。

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「誠実」であることが大事な軸

ーーマチマチのコアバリューで北さんが好きなものはありますか。

好きなのは、CommitmentとThink Bigですね。自分自身がコミットしてインパクトの大きいことに挑戦したい人間なので。難しいけれど大切だなと感じているのは、Integrityです。チームで大きなイシューに取り組むにはとても大切なことだと思っています。これら大切な要素がコアバリューに入っているのはマチマチの良いところですね。CommitmentとThink Bigだけで走っていくと、道半ばで崩れることもあると私自身、過去の経験から学んだので、この3つのコア・バリューのバランスが好きです。

ーーその他、マチマチらしさを感じる瞬間はありますか?

マチマチはティール組織を目指したコーチングセッションがあり、自己開示をする機会があります。マチマチに入る前に一番気になっていたのは、自己開示やフェアなフィードバック環境をつくれるかどうかというものでした。

会社で働いていると、自分を語る機会はあまりに少ない。実際、言いにくいこともありますし、上辺じゃないコミュニケーションをするのは難しいものです。組織になると、何かしら役が生まれたり、レイヤーが生まれます。人は集まると比較したり優劣をつけがちですから。

ただ、自己開示ができたほうが、メンバー間の関係性は良くなるし、そのほうがパフォーマンスが上がるとは思っていました。自己開示の大切さと難しさを、これまでの仕事経験で痛感していたんです。

ただ、これからは、事業も、組織も、サステナブルでないといけません。自分も含めて、継続成長できるチームをどう形にするかは、マチマチで挑戦したいテーマの一つです。

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市場創造フェーズだからこそのやりがい

ーー北さんの現在のマチマチでの業務を教えてください。

自分のミッションは、マチマチの事業化です。マチマチは、地域住民のユーザーが増え、連携する自治体も増えてきました。この地域のプラットフォームを地域でビジネスをやっている企業と連携し、活用していただくのが自分の仕事です。

どうしたら地域企業が入ることで地域がよくなるか?
どうしたら地域企業がハッピーになるか?
どうしたら地域企業がマチマチを活用したいと思うか?

そんなことを考えながら、街の店舗に行って話を聞いたり、テレアポして電話インタビューをしたりしながら、日々商いの難しさ、厳しさを教えていただいています。今のマチマチに合う企業と相談し春ごろには企業向けサービスをリリースします。

ーー過去立ち上げてきた事業を比較して、マチマチならではのやりがいや難しさはありますか?

マチマチがやろうとしているのは、ローカルのコミュニティをしっかり作ること。この領域だけをやり続けているプレイヤーはほぼいません。オンリーワンのプレイヤーだと言えると思います。

オンリーワンのプレイヤーとして市場創造に挑戦するのは魅力的ですが、どこまで自分たちを信じられるか、あと鈍感でいられるかは大事ですね。競合がいないとはつまり、事業化が困難であるとも言える。ハードルも高いですが、それを楽しめる人には良い環境ではないでしょうか。

ーー中長期でマチマチでどのようなことにチャレンジしたいですか?

まだまだ先ですが、最終的にはマチづくりをやるんじゃないかと思います。マチマチのユーザーが増え、プラットフォームが育っていけば、僕らならではの地域のあり方が提案可能になるはずです。そのために、まずは地域住民、自治体などの公共機関に加えて、地域の企業が参加したくなるプラットフォームにしていきたいです。

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ーーその他、なにか挑戦したいことはありますか?

最近、仕事以外も含めて苦手なことに挑戦するようにしているんです。30代までの自分は、器用にやろうとしていたところがあって。働き始めて最初の10年はとにかくがむしゃらだったのに、できることが増えた30代は焼き直しをしている感覚がありました。

コーチングを受けてみたり、人生の先輩と話す機会を増やしたり、自分の強みが活きる場所で活躍するのは正しいけれど、可能性を広げる上では自分が苦手なことをやるのも必要だと考えるようになりました。

新しいことを覚えていく、学んでいくのは好きなので、マチマチでは新しい自分を経験するプロセス自体を楽しんでいきたいですね。

前編はこちら!

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