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大きなイシューに対してどう貢献できるかを考える──スタートアップを渡り歩いた事業開発担当の仕事論

「マチマチのメンバーインタビュー」シリーズ、略して「マチメン」。今回はマチマチの事業開発 責任者 北の登場です。

複数のスタートアップで、事業開発を経験してきた北。彼の考える事業開発のやりがいとはどのようなものなのかを聞きました。

(プロフィール)マチマチ 事業開発 責任者 北祐一。千葉県出身、市川市育ち。カリフォルニア州立大学ソノマ校卒。株式会社カレンにて約10年(取締役として2年)デジタルマーケティング事業に従事。その後、スタートアップ数社(サイジニア、Kaizen Platform等)、グリーのスマートフォン広告事業、りらいあデジタルのAI事業にて要職を歴任。主に営業、事業開発領域を担当。

WhyとWhatがわかれば、Howは自分で考えるが基本スタンス

ーー北さんはどのようなきっかけで事業開発の仕事をするようになったのでしょうか。

大学でマーケティングを勉強していて、最初に就職したのが20人くらいの規模の会社でした。会社として体制を強化していくタイミングで、入社2ヶ月くらいでオペレーションチームの立ち上げを任してもらったんです。

数ヶ月前まで学生だったので、何から手をつけたらいいかわらないけれど、やらないといけない。業務の立ち上げ、チームの組成をゼロからやらせてもらいました。キャリアのスタートがそんな仕事だったので、なにかを立ち上げることが自分の中で仕事のスタンダードになったのかもしれません。

なぜやるのか、何をしたいのか。そこがわかれば、実現するためのやり方は自分で考える。そんな仕事の仕方をずっと続けてきています。だから、やり方までガチガチに決まっていると、やる気をなくなってしまうタイプです(笑)。

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ーー最初の仕事で今の方向性がある程度出来上がったんですね。

本当に幅広く経験させてもらいました。オペレーションチームの立ち上げ、新規営業、アカウントマネジメント、出資した会社へ出向し新規事業の立ち上げを経験したり、経営企画や経営管理、取締役として経営に関わったり。2年間の役員任期を終えたときには、約10年が経っていました。そのとき、もう一度ゼロから現場業務やサービス開発に関わりたいという気持ちが芽生え、最初の転職をしました。

その事業は社会に良いインパクトを与えられたか?

ーーどのような基準で次の会社を選んだのでしょうか。

最初の転職以降、サイジニア、GREE、Kaizen Platform、SORABITO、りらいあデジタルなど、複数の会社で働いてきましたが、会社を選んだという感覚は弱かったかもしれません。

どんなプロダクトやサービスに関わるかが強い動機でした。最初の転職はレコメンデーションエンジンを活用した事業、スマートフォンのアドネットワーク、いくつかのアドテクサービスとネイティブアプリのプラットフォーム、その次はクラウドソーシングや副業といったテーマに携わる事業。また、マーケットプレイスの事業を経験し、直近ではAIチャットボットの事業に関わってきました。

ーー様々な事業を経験されていますが、印象に残っているもの、好きだったものはありますか?

いくつかのビジネスモデルを経験していますが、これが好きというものはないですね。広告、EC、メディア、マーケットプレイスなど、様々な事業を経験してきました。自分なりにビジネスモデルをきちんと理解し、どう顧客に届けるかを考える。重要なのは、どういった状態だと顧客(サービスを利用してくれるユーザー)が喜んでくれるのか?を考え尽くし、それを形にしていく。結果として事業が伸びているかなのだと思っています。あとは、社会に対して必要であるか、この先も良いインパクトを与えられるかを考えてきました。

ーービジネスモデルが異なっていたとしても、共通して大事なことがあるのですね。

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そうですね。まず、なぜやるか、なにをやるか、どうやるかの順番で考えること。顧客は誰か?顧客への提供価値は?このあたりはワンセンテンスで言えるように整理するようにしています。

フェーズによって、具体的なアクションは変わってくると考えています。立ち上げフェーズでは、自分たちが提供したいこれまでにない価値を整理する。自分たちの思いを伝えるなかで、マーケットや顧客からどういうリアクションが来るかを確認していきます。一番わかりやすいのは、自分で営業に行くこと。これが楽しいんです。直接話してみると、ハマるところとハマらないところが肌で感じられます。

新規事業の立ち上げは理屈じゃないところもあると思っています。理屈は理屈で持っておいて、マーケットや顧客に思いをぶつけてみて、予想外のことも含めて楽しむマインドが大切だと考えています。事業が立ち上がってきてトラクションが出てくると、数字に基づいた動きも意味を持ってくる。そのあとは、どれだけ早くPDCAを回していけるか。

100年先の未来を作るために、次の10年を使いたい

ーー事業の立ち上げに関するHowを、どんな事業に活かすかという軸はあるのでしょうか。

Japan Country Managerまで経験した、Kaizen Platformでの仕事の後、大義というか世の中に対して何をしたいのかをより意識するようになりました。大義を達成するための方法は色々あります。その中で、自分が一番パフォーマンスを出せるやり方を選択するようになったんです。

大義がないと自分もドライブしづらいですし、解決したいイシューが明確でないと、一緒に取り組もうと考える魅力的な仲間も集まりにくいですから。ただ、僕は自分自身でイシューをセットできるタイプではありません。なにか大きいイシューを掲げているところに対して、自分がどう貢献できるかを考えるタイプです。そのほうが自分にとっては心地よいんです。

自分の年齢的なものもあるかもしれませんが、40代に入ってよりサステナブルな事業を作りたいという気持ちが強くなりました。自分としては、次の10年は100年に続くような事業をしっかり作るために使いたい。それが自分の次の挑戦です。

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