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大雨時行 (たいうときどきふる)|七十二候

きれいな青空に入道雲がわき上がり、時に夏の雨が激しく降るころ。青空に湧き上がる入道雲が、突然の雷鳴とともに激しい夕立に変わり、乾いた大地を潤します。

暑いですね。
皆さんのお住まいのところはいかがですか?

標高370メートル地点にある駒の湯山荘は、
下界(付近の町)よりだいたい4度ぐらい涼しいです。
下界が34度ぐらいだったら29度。

しかし日本海側のフェーン現象は凄いですからね。
暑い時は、さすがに駒の湯でも暑くなります。

そんな暑い夏は
とにかく
「温泉に入って下さい、温泉に入ってください」
って連呼、連呼。
なにせ駒の湯は源泉33度ですから
言葉通りクーラー代わりに
温泉に入っていてもらえれば
夏の暑さから一息ついてもらえますから。

33度の源泉に
チェックインから夕食までに
午後中
ずーっと ぼーっと
入っていていただき
暑さも疲れもぜーんぶ溶かし出してください。

でもそれはお客さまのお話しで
私たち従業員は灼熱地獄!!

調理場でガンガン火を焚いて料理を作っているから
しかもクーラーはありませんから
もう暑いのなんのって。

なので夏は夕立が待たれて待たれて!
どんなに暑くても夕立がくると
さーっと涼しくなります。

夏は夕立、
恋焦がれ、です。

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でもいつの頃からか
そんな天の恵みの夕立が
ダーッと目も開けていられないような
ゲリラ豪雨になってきたのです。

何か変。何か変。
異常気象だ。
とざわざわと思っていたら
しばらく後に、都会でもゲリラ豪雨の話を聞くようになって・・・。

こういう、自然の変化、自然の異常の兆候は
山から始まっているんだなぁと思いました。

今もどんどん変わってきています。
春の候で、山の花の咲く順番がおかしくなってきたことを
書いたと思います。

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今、とても気になるのが虫です。
駒の湯に来て50年近くになりますが(長い!)
今年初めて 青いトンボを見ました。
そしていろいろな種類のトンボが
7月に大量に飛んでいるのです!

駒の湯の辺りは
秋に赤トンボが定番です。
それが、7月。
しかもたくさん。

おかしい・・・。
何か自然が狂ってきている。

私にはこれがどういう現象なのか
深いところはわかりませんが
「何か変」と感じることを
こうしてお伝えすることも
大切なことじゃないかなっと。

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自然が狂ってきている。
そして人間自身も
自然の中で調和して生きる力が弱ってきている。

そりゃ、疲れますよねーーー。

昔、気功を習い始めた頃、
気功の先生に
「どうも疲れがとれません。
 どんな気功をすればよいでしょう」
とお尋ねしたのです。

先生はちらっと私をみて
「寝るしかないだろう」って。

そりゃ、そうですよね。
疲れたら、寝る。
まさに。

でも寝るにも体力がいりますし。
なかなか眠れない方もいると思います。

そんな方におススメなのが
横向きに寝て行う気功法です。

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中国四川省にある
峨眉山(がびざん)のお寺のお坊さんの修行法です。
元々はお坊さんの修行法なので
「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」と
唱えながら行うそうですが、
健康になるために行うのであれば
そのまま自然呼吸で構いません。

まず横向きに寝てください。
両足を軽く曲げ、
上の足を下の足より前に来るようにクロスします。

下側の手で手枕を作ります。
この時、親指と残りの4本の指で
耳を挟むようにしながら耳をだします。

耳と腎臓はつながっていますので
耳を出すことで腎臓が呼吸しやすくなります。

上側の手は、
例えば左手が上になっている場合は
右の鎖骨の上に当てます。
この時、上側の手の労宮のツボを、
鎖骨のくぼんでいるところに当てます。

そして自然呼吸。

15分~30分ぐらい行っても良いですし
そのまま寝てしまっても良いです。

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でもね。
ここまで書いておいてなんですが

何でもいいです。

疲れた時は
寝るしかない。

どうぞ皆さま。
暑い日が続きますが、ご自愛ください。

秘湯と気功に感謝を込めて