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秘湯と気功でつづる七十二候|款冬華 (ふきのはなさく) 1/20~1/24頃

ふきのとうが出始める頃。
ふきのとうは、春、最も早く食べられる山菜です。独特の香りとほろ苦さがあり、カロテン・ビタミンB1・カリウムを含むふきのとうは、冬の間に衰えた身体を目覚めさせてくれます。冬ごもりから出てきた熊が、まず最初に口にするのも、このふきのとうと言われています。

今日は大寒ですね。
一年で最も寒さが厳しくなる季節です。
いかがお過ごしですか。

ここ、新潟は雪に覆われています。
雪国って本当に寒い。

冬の間は、
駒の湯山荘の温泉に入れないので
近くの温泉旅館に
温泉だけ入らせてもらいに通っています。

No Onsen, No Life!
温泉がないと生きていけない!

温泉での会話は
お天気のことばかり。
お天気さえ良ければ
それだけでみんな幸せなのです。

今年は特に大雪で
雪かきも大変です。
だから、お天気だとみんなほっとして、
それだけで救われます。

雪国の人って、
なんて欲が少ないのでしょう!

今、魚沼市が
2メートルぐらいの積雪だから、
山の中の駒の湯山荘は
4メートルぐらい積もっているのでは
ないでしょうか。

そんな4メートルもの
重い雪の下で
ふきのとうが芽吹こうとしているなんて
感動しますね。

春、駒の湯山荘のオープンの頃には
夕食にふきのとうの天ぷらを
お出しします。

積雪の下でじっと春を待っていた
ふきのとう。
これが、とっても甘いのです!

ほろ苦く、甘い。
やっぱり、4メートルもの雪の重圧に
耐え忍んだふきのとうは違いますね(笑)。

今、私たち雪国の人間も
春を待つふきのとうのように
雪に閉ざされた家の中で
じっと春を待っています。

こんな時におススメの気功は
大乗金剛功(だいじょうこんごうこう)です。

龍の動きのように
背骨をくねくねと
S字を描くように動かします。

この時、
手の平側を下に向け
手は軽く握って、
ゆっくり息を吐きながら
手と同じスピードで
天の気を降ろしてきます。

くねくね
くねくね

背骨を龍のように
動かしながら
身体の邪気を流します。

これが
とっても気持ちいい!

また、この気功法は
背骨をくねくね動かすことで
エネルギーを生み出す
脊髄を刺激するので、
全身のエネルギーを
活性化させるので
すっきり、元気になります。

冬の鬱々した天気の日には
特におすすめです。

この大寒が過ぎると
ようやく立春、春がやってきます。
あと少しですね。

雪が解けたら、
甘~くほろ苦い
ふきのとうの天ぷらを食べに
ぜひ駒の湯山荘にお越しください。

それまで雪の下でじっと、
いや、
くねくねしながら
お待ちしております。

秘湯と気功に感謝を込めて。