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鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)|七十二候

鷹の子が飛ぶ技を覚え、巣立ちを迎える頃。5~6月に孵化したヒナは、この頃に飛び方や狩りの方法を覚え、独り立ちに備えます。

愛犬めめちゃんと散歩していたら
ドスンっと
空からうさぎが降ってきた!

えっ⁉

本当の話です。

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犯人は鷹。
まさに学習中の鷹なのか
獲物を捕まえたまま飛ぶことができず
落としてしまったのです。

鷹も慌ててましたが
めめちゃんも私も慌てました。
そりゃ、死んだうさぎが
突然空から降ってきたのですから。

いやぁ。
日々、話題には事欠きませんね。

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でも一生懸命、真っ直ぐに
生きる学習をしている鷹の姿。
好きです。

それに対して
私たち人間は命の学習を
怠っている気がしますね。

私は、気功とは
命を守る、
命を強くする
元々持っている動物としての
潜在能力を高めること
だと思っています。

それは
えいっ! やーっ!
という派手な能力を身に付けると
いうことではなく
ごくごく当たり前の生活の中で
自分にとってプラスとなること、
マイナスとなることを
本能的に見極められる能力だと思っています。

これは食べない方がいい。
こっちには行かない方がいい。
この人には近づかない方がいい。

元々動物としての人間は
自分の命を守るために
そういう能力を持っていました。

でも今、私たちは
大脳皮質で考えすぎて
古皮質(古い脳)の力、
自分の命を守る力が
弱ってきていると気がします。

気功は
そんな鈍感になった私たちの感覚を敏感にし、
自分の命にとって
必要なものと
必要ではないものを
見極める力を強くしてくれます。

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では敏感になればいいのか、
というとそうでもないのです。

気功を学び始めた頃
超がつくほど敏感だった私は、
色々な人の気(エネルギー)をみて
診断するのが楽しくてたまりませんでした。

もともと花の温度を手で測って
遊んでいたぐらいですから
人間の気(エネルギー)を手で測るなんて
簡単だったのです。

でも気功の先生に
「死ぬぞ!」
とものすごい剣幕で怒られ
気功診断をすることを禁止されたのです。

今になったらなぜ怒られたのか、
なぜ止められたのかわかります。

当時の私は、気功診断を行うことが
どれだけ自分の気(エネルギー)を
消耗することなのか
わかっていなかったのです。

つまり一見、敏感に見えても
実は自分の命に鈍感だったのです。

1年後。
診断の時、自分がどれだけ気(エネルギー)を
使っているかを
心底自覚できた時、
気功診断をすることを許されました。


今は気功のおかげさまで
ほどよく鈍感です。

ただ太っただけかもしれませんが!!

秘湯と気功に感謝を込めて。