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秘湯と気功でつづる七十二候|麋角解 (さわしかのつのおつる) 12/26~12/30頃

.オス鹿の角が落ちる頃。
メスの鹿は角が生えませんが、オスの鹿は一年に一度、角が根元から自然にポロっと取れて、春にはまた新しい角が生え始めます。

ウシの角は毎年成長し続けますが、
シカの角は毎年生え変わるそうです。

毎年、春生え始め、
秋になるとポロリと落します。
完成した枝角は、
皮膚からの栄養が断たれているため
更に大きく成長させることはできないからです。

また、オスのニホンジカは
5歳までは角を見れば
ある程度年齢が分かるそうです。

生まれた年は
角はまだ生えておらず、
2歳で小さな角が1本。
3歳は角が枝分かれ。
4歳になると、3又に。
そして5歳になると
最終的な4又の
成熟した大人鹿となるそうです。

毎年、角が生え変わる。
そして生え変わるたびに
角の形も変わっていくなんて
とても面白いですね!

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私は
50歳に差し掛かる頃
半年ほど入院したことがあります。

まだ気功と出会う前でしたが
全身の気が落ちる経験をしました。

立ち上がりたい
と思っても
自分の力で立つこともできない。
言葉通り
全身のエネルギーが断たれた状態
だったのだと思います。

今から思えば
余計なエネルギーを使わないように
身体が守ってくれていたのだろうと
思います。

でもその時は辛かった。

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人間、不安の中にいると
何かしなくちゃ、とあがきます。

その渦中にいる人に
休みなさい、といっても難しいです。

本人が一番休みたいのですから。

でも
不安があるから
休むこともできない。
寝ることもできない。

頭ではわかってるし、
考えても仕方がない、
考えないでおこう、と思っているけど
でも考えてしまう。

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しかも、
あの時、
自分で立つこともできないくらい
気が落ちて、エネルギーも無かったのに、
私は人に助けてもらいたくなかったのです。

人に頼るなんて
まっぴらごめん。
自分の力でなんとかする!

でも、
物理的に
自分の力で立つことが出来なかったから

「助けて」

って看護師さんに
お願いせざるをえなかったのです。

だって、トイレにも行けないのですから。

でも、
「助けて」
って相手に言葉を伝えた時、
ふっと、
気がつながった
って感じたのです。

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皆、
それぞれが自分の宇宙を持っていて、
皆、それぞれ、宇宙は違って。

そして気功は
それぞれの宇宙を
守る方法だと思います。

自分の宇宙、
自分の命を守る。

そして
それぞれの宇宙が
天を通じてつながっている。

だから、
距離がどんなに離れていても
気を通じることができる。

それを治療につかうと
遠隔治療となるのだと思います。

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気功には
3000以上もの流派があります。

その中から
自分に合ったものを選べばいい。
自分に合った気功法が
それが自分の宇宙、命を強くしてくれます。

私は何度も書いていますが
自発動派です。

自分の気に忠実に。
自分の命に忠実に。


きを
する。

自分が動きたいように
身体を動かす気功です。

何も考えず
身体が動きたいままに動く。

昔から型にはめられるのが嫌いで
ダンスも
一番好きなのは創作ダンス。

こりゃ、
自発動しかないでしょう!

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オスジカが、
ぽとり、と惜しげもなく
あの立派な大きな角を落とすように

ぽとり、と
いろいろなものを落として
来春を迎えましょう!

秘湯と気功に感謝を込めて。