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秘湯と気功でつづる七十二候|鴻雁来(こうがんきたる)10/8-10/13頃

雁が北から渡ってくる頃。清明の時期に北へ帰っていった雁たちが、再びやってきます。その年に初めて訪れる雁を「初雁(はつかり)」、渡ってくる頃に吹く北風を「雁渡し(かりわたし)」といいます。

暑い日が続きますね。

10月に入って夏日とは、
雁もびっくりでしょうね。

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さて。
10月10日は鶴気功の日です。
鶴気功の創始者の誕生日なのです。

私は毎年、
鶴気功の日は
朝早くから
川辺で生徒さんと一緒に鶴気功をします。

もちろん自由参加。

多い時は多いし、
少ない時は少ない。

そして鶴気功をし終わった後
持ち寄ったお弁当を食べます。

収穫の秋、新米の季節。
新米のおにぎりは本当に美味しい!

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以前もちらっと書きましたが
鶴気功は特別な気功です。
正経十二経脈、奇経八脈と
全身の経絡全て開き、
全身の気の流れを良くします。

ただとても難しい。
最初は浅いところ、
皮膚あたりの気を動かせるようになります。
そして、レベルが上がっていくにしたがって
どんどん皮膚より下の
深いところの気を動かせるようになっていきます。

といっても
私はまだそのレベルではないので
そうなっていくのだろうなぁっと
思っている段階です。

こういうことは、やるしかないですね。
やり続けることで
その先の深さがわかってくるのでしょうね。

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先日、お客様で
気功をされている方がいらっしゃいました。

私が腰が悪いとお分かりになったのでしょう。
お話ししている間も
一生懸命、私に気を送ってくださっていました。

すごい。
すごいエネルギーがくる!

いつもだったら
「ん!?」
っと、拒絶するのですが
その時は私自身もおおらかな気持ちになっていて
(その方のお話しがあまりにも楽しかったし)

どうぞ、どうぞーーー!
ありがとうーーー!

って、そのままゆったりと
気を受け入れていたのです。

ただ
「こんなに私に気を送っちゃったら
 疲れるだろうなぁ」
と心配はしていたのですが。

その後
やっぱりお疲れでした(笑)。
心無しがサインする手が震えていた気がする…。

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実は私にも経験があるからわかるのです。

知人を治療した時、
もうこちらは必死で、
それこそ命をかけて気を送ったのです。

そして確かに痛みは取れたらしいのですが
1時間もたたないうちに
また痛みが出てきてしまったのです。

もういい加減にしてくれ、
ですよね。

こっちはヘロヘロになって
その後手が震えるぐらい必死にやっているのに、
その効果がたったの何分とは!

私の実力では無理だったのですね。

さて。
話を戻して。

私の方は
たっぷり気をもらい
ありがとう!
って感じだったのですが、
だからといって
私の腰が良くなったわけではなかったのです。

せっかく一生懸命送っていただいておきながら
申し訳ないのですが、

「私が気づく」

ということは
私より気の粒子が粗いのです。
なので、私の身体の中までは
その方の気は入っていかないのです。

本当にすごい気功師の方は
気配を全く感じさせません。
すーっと知らぬ間に入ってきてしまいます。
ものすごく細かく波動が高いのでしょうね。

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以前、鶴気功は
気功師の試験に用いられるとお伝えしました。

全身の経絡全てを開き
気をどのぐらい動かせるか。
量、そして深さはどうか。

その方のレベルによって
動かしている
気の量・深さが異なるのです。

レベルが高くなると
波動が高く、粒子が細かくなり
身体の奥深くの気まで動かせるようになります。
それを試験で見るのです。

私はまだまだですが、
それでも体調によって
天と地と一体となって
ぐわーっとなる時があります

あーー、
いつか
手をふわぁーっと広げた時
ふわっと浮く瞬間がくるのではないかしら!?

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鶴気功は、
鶴が水を飲み、お腹に入れる動作を真似します。
それを動作、呼吸、意識を合わせ行うため
なかなか難しい。

教室では、実に人気がありません。

やだ。
難しい。


みなさん。
声に出していないから
聞こえてないと思っているでしょうけど
ちゃんと聞こえているからね!

秘湯と気功に感謝を込めて。