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秘湯と気功でつづる七十二候|霞始靆 (かすみはじめてたなびく) 2/24~2/28頃

霞始靆 (かすみはじめてたなびく)」 2/24~2/28頃。
遠くに薄ぼんやりとたなびく「霞」と、近くに深く立ち込める「霧」。物理的には同じ現象なのですが、「霞」は春の季語、「霧」は秋の季語とされてします。そして「靆=たなびく」は、霞や雲が層をなし、薄く長く漂っている様子を表しています。

♪霞か雲か ほのぼのと♪

春、霞。
良いですね。
春が優しく近づいてきている感じがします。

私は「霞」と聞くと
オーラが思い浮かびます。

白いもや~っと霞の感じが
オーラと似ている気がするからです。

ロクソクを灯した時、
ロウソクの炎のまわりに
もや~っとしたものが
うっすらと見えるかと思うのですが、
あれと似ています。

余談ですが、
ロウソクを灯して瞑想をする時、
ロウソクの炎を見るのではなく、
炎のまわりのもや~っとしたところを見ます。

ぼーっとね。

オーラを見る時は
第3の目で見ます。

私はオーラ自体、
絶対的なものではなく、
その人との相対的な関係で
見えるものだと思っています。

先日、気功教室にお伺いした時、
観音様の光背のような
先生の白いオーラを見ました。

でもこれって、
先生と私の関係において
見せていただいたオーラだと思うのです。

全てが相対的。

それが東洋思想の
素晴らしいところだと思っています。

かつて、
「蒙霧升降 (ふかききりまとう)」
の候でも書きましたが、
雲と霧は現象としては同じで、
大気中に浮かんでいるものが「雲」、
地面に接しているものを「霧」と呼びます。

そして「霧」も「霞」も
物理的には同じ現象ということなので、
つまり「雲」も「霧」も「霞」も
物理的現象は同じ。

同じものでも、
見る位置や季節によって
違う名称で呼ぶ。

なんだか、
日本的な、東洋的な
ものの見方って
素敵だと思いませんか?

♪霞か雲か ほのぼのと♪
うん、良いかも!

秘湯と気功に感謝を込めて。