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乃東枯(なつかれくさかるる)|七十二候

夏枯草の花が黒ずみ枯れたように見える頃。乃東とは、冬至に芽を出し夏至に枯れる「夏枯草 (かこそう)」の古名で、紫色の花を咲かせる「靫草 (うつぼくさ)」の漢方名でもあります。

ウツボ草の花穂は
さまざまな熱症状を冷ます=清ます、
漢方薬として用いられるそうですが、
実は私はよく知らないのです。

なのでこの時期の薬草、
ドクダミについて話したいと思います。

ドクダミはご存知のように
利尿、抗菌などの作用があり、
干した葉を煎じた「ドクダミ茶」は
利尿、便通を改善する健康茶としても
知られています。

駒の湯山荘ではこの時期になると
各部屋に1輪ずつ
ドクダミの花を活けていました。
本当に可愛らしくて、
お星さまみたいで
大好きな花です。

しかも、お花は長持ちするし
いくらでも咲くし
しかも消臭効果もあるし。
本当に、好き💛

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ドクダミというと
愉しい思い出があります。

まだ結婚して間もない頃ですが、
義父と夫と私とで
ドクダミをたくさん採って、束ねて、
囲炉裏の上に紐をかけて乾かして・・・と
3人総がかりでドクダミ茶を作ったのです。
それこそ3人でやる初めての協働作業で
それはそれは大変だったのですが、
そこまでして乾燥させたドクダミを
ビニール袋に入れて
ひと冬置いておいたら
翌年、ぜーーーんぶ、カビていました!

あの時は、腰から力、抜けましたけど、
今となっては笑い話以外何ものでもないですね(笑)。

腰と漢方薬と言えば、
私は30代の時、腰の手術をし、
それからずっと漢方薬を飲んでいます。
だから漢方薬を飲むプロなのです。

よく漢方薬は長く飲まないと
その効能がわからないと言いますが、
プロである私は3日でわかりますね。
だから、もし3日たっても効果が無い場合は
「この漢方薬、だめね」って
先生に言いに行くのです。
先生は嫌~な顔をしますが、ね(笑)。

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そして気功をやり始めてから
温泉で自発動で腰をケアしています。

まず、頭は湯舟のどこかに乗せて
足もどこか縁にひっかけて
身体の力を抜いて
身体を温泉の中で浮かせます。

駒の湯だったら、
源泉が湯船に湧き出ていますので
その湧き出る源泉の流れに
自然に自然に身をまかせます。
そして全身の力を抜きます。

温泉のお湯の流れの中に
自分の身体が溶け込む感じです。

温泉腰

全身の力を抜いて
そうして温泉の流れの中に溶け込んでいると
身体の中で瘀血(滞り)っている部分、
流れが悪い部分がわかります。

そしてそのまま力を抜いて
お湯の中に溶け込んでいると
身体の芯のところの瘀血(滞り)の部分が
溶けて流れていくのがわかります。

50代の時、
手術しなくてはいけないぐらい
腰を悪くして歩けなくなったことがあって
生まれて初めて20日間!
働くことなく
ただひたすら駒の湯で湯治をするという
贅沢をしました。

夢のようでしたね。
最後は家族に「いい加減に働け!」と
怒られて終わったのですが。

でもその駒の湯湯治のおかげさまで、
今も元気で歩いています。

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あーーー。
come  back!
駒の湯、夢の湯治プラン。

秘湯と気功に感謝を込めて。