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令和6年第2回定例会/区長発言について

こんにちは、渋谷区議会令和6年第2回定例会が今週スタートしました。

本会議3日間は、区長の発言及び各会派の代表質問、個人の一般質問がありました。私は一般質問で3日目6月5日登壇、会派の代表として岡田マリ議員が6月4日に登壇されました。まずは、区長発言で気になったものにコメントを入れました。ご確認ください。

【区長発言】
1:熱中症対策について
・国は、今年から、過去に例のない広域的な危険な暑さが想定される場合、熱中症特別警戒アラートを発表することとなった。
・本区では、特別警戒アラートが発令された際には、ハチパトが注意喚起の呼びかけを行うとともに、各種広報ツールを使って周知・啓発していく。

▶︎まち+CO視点
学校での熱中症対策も重要なので、文教委員会でも確認していきます。

2:新型コロナウイルス感染症ワクチンの定期予防接種化について
・新型コロナがインフルエンザと同等の5類感染症に移行し1年が経過。
・今年度からは、個人の重症化予防を目的とし、65歳以上の高齢者等を対象とした新型コロナワクチンの定期接種が始まる。
・新型コロナワクチンについても、秋から開始する区内医療機関での定期予防接種の費用を補助することにより、区民が安心して暮らすことができる体制を整えてまいります。


3:福祉について
①高齢者福祉について
・国は、2040年には認知症患者数が65歳以上の高齢者の約15%にあたる584万人となる推計を先月公表。
・本区では、認知症になっても安心して日常生活を送ることができる地域を目指し、これまでも認知症に関する正しい知識の普及や早期発見に向けた認知症検診事業などに取り組んできた。
・更なる施策推進のため、GPSを活用した認知症高齢者の位置情報探索と、万一の事故に備えた日常生活賠償補償を兼ね備えた「認知症高齢者位置情報探索サービス事業」を来月から開始。

▶︎まち+CO視点
認知症は65歳以上の人が、5人に1人が発症すると言われており、多くの人にとって身近な病気といえます。街ぐるみで認知症予防や認知症になられた方の支援をどうおこなっていくかということを、考えることが重要と捉えています。
本日の質問でも出ており、認知症のチェック方法が変更になるということで発言もありましたが、デジタルを活かした施策も注目したいと思います。
②障がい者福祉について
・障がいのある方やそのご家族を対象に、24時間365日いつでも緊急時の相談を受け付ける「緊急時相談支援事業」と、緊急一時保護施設の受入れやアウトリーチによる支援を行う「障がい者支援アウトリーチ事業」を先月より新たに開始。
・支援拠点として4月に「一般社団法人シブヤフォント」が東急プラザ原宿「ハラカド」に、先月には障害者就労支援センター「ハートバレーしぶや」が文化総合センター大和田に、それぞれ移転し活動を再開したことに加え、本年12月開設予定の神宮前三丁目障がい者施設「りばぁさいど原宿」の開設に向けた準備を着実に進めている。

▶︎まち+CO視点
24時間365日の「緊急時相談支援事業」に関しては、我が会派の岡田マリ議員の具体的な提案活動によって実現したものであり、活動を注目している事業です。


4 :子育て支援について
①今年度策定する第3期子ども・子育て支援事業計画について
・昨年度実施したニーズ調査の結果を踏まえ、必要な支援・サービスについて、子ども・子育て会議の中でもご議論いただき、検討を進める。

②民設民営で設置した地域子育て支援拠点について
・昨年廃止した富谷子育て支援センターの代替として、代々木上原駅前で一昨日から本格的な運営を開始。
・民間ならではの魅力的な運営はもとより、地域に根差した子育て支援センター機能を果たせるよう、財政的な支援をしていく。

③養育費確保支援事業について
・ひとり親等を対象として、養育費に関する公正証書の作成に要する経費等を補助するため、先月より開始。
・渋谷インクルーシブシティセンター・アイリスや広聴相談で実施している法律相談も活用しつつ、子どもの健やかな成長を支えられるよう努めていく。

▶︎まち+CO視点
①に関しては、子ども当事者の声も聞くという子ども家庭庁の大綱を踏まえた対応を議会でも提案していましたが、小学生3年生・5年生にも声を直接聞くなどの配慮をしてくれていました。その点は大変嬉しく思っています。これから、具体的な計画が作られていくので、しっかりと見ていきたいと思います。
②に関しては、先日の文教委員会でも報告がありました。7月には視察へも行き、どのような施設がオープンしたかも確認していきます。子育て支援センターは子育て初期の親子のより所なので、民営のノウハウも活かしながら、より良い場作りをして言ってもらえたらと考えています。また、これまで社会福祉協議会で運営していた子育て支援センターとの連携もしっかりはかってもらえるよう働きかけます。
③は我が会の橋本議員が提案していた事業になります。運用が進んでいることを大変嬉しく思いますし、引き続き、注目していきます。

5 :スポーツ振興について
・渋谷区体育協会と渋谷ユナイテッドが、連携して新たな一般財団法人渋谷区スポーツ協会を設立。生涯にわたって心身の健康の増進と地域でスポーツに親しめる環境づくりを目指していく。

▶︎まち+CO視点
部活動の地域移行に関して、先進的に進めている渋谷区ですが、体育協会と渋谷ユナイテッドの連携が進むことで地域の総合的クラブ活動としての発展につながる考えます。活動を応援していきたいと思います。


6:教育について・仮校舎については、未来の学校を先取りする青山キャンパスの工事に着手。スポーツセンター内の西原キャンパスも着工に向けて準備を進めている。
・新校舎については、代々木中学校の基本計画がまとまり、今月中に基本計画説明会を開催する予定。デザインコンセプトを「森の学校」とし、代々木西原公園から緑を連続させ、地域一帯に自然があふれ、解放感と安心感をもたらす計画としてている。
・今後は、鉢山中学校と原宿外苑中学校の校地に整備する小中一貫教育校の計画の検討に入る。
・しっかりと時間をかけ、地域の方々や学校関係者と丁寧に会話を重ねながら、計画を進める。

▶︎まち+CO視点
校舎の建て替え計画に関して、仮校舎・本校舎の両方の動きが少しずつ進んできています。建設費がかなり高騰し、財政の圧迫が今後考えられる可能性があるので、様々な手法を活かして財源を確保しながら、子どもたちへ未来に向けた学び舎を作っていけるように考えていきたいと思います。私も定期的に発信してきたいと思いますが、ぜひ皆様もご注目頂ければと思います。

7: 公共施設整備について
・本区の学校と住宅を除く区有施設は、2050年度までに33 施設が長寿命化計画で定めた目標使用年数に到達。施設に求められる役割は年々変化しており、今後の整備指針が必要であることから、公共施設再配置の基本的な考え方をまとめた。
・具体的には、機能が類似する施設はあり方を見直すなど、時代の変化に合わせた整備をしようとするものである。
・今後、一般建物長寿命化計画の改定や個別施設の計画策定の際に指針としていく。個別計画では地域の方々のご意見も頂き、それぞれ地域の状況も考慮しながら進めていく。

▶︎まち+CO視点
6の未来の学校プロジェクトの計画にも大きく影響する整備計画になります。公共施設と複合化することで、地域とともにある学校づくりを推進し、建設費を抑えることにもつながると思いますので、連携していきたいと思います。

8:迷惑路上飲酒対策について
・本区では、ハロウィーンや年末カウントダウンの時期に渋谷駅周辺の路上飲酒を禁止し、加えて昨年9月には「迷惑路上飲酒ゼロ」を宣言し、自粛を促す毎日の徒歩パトロールを開始。その後、一定の効果は認められるものの、いまだ迷惑路上飲酒を起因とするごみのポイ捨て・騒音・通行妨害等は街の大きな問題となっており、その深刻さは複数の報道でも特集され、更なる対応を求める区民・事業者から多くの声が寄せられている。
・このような現状に鑑み、本年10月から、地域の行事等は除き、路上飲酒を通年で禁止するとともに、禁止エリアを拡大、パトロールを拡充する。

▶︎まち+CO視点
私の一般質問でも触れていますが、渋谷区にとってオーバーツーリズムと合わせて、来街者による迷惑行為は大きな課題です。さらに対策を強化しながらも、マナーを守ってもらいながら渋谷区を楽しんでいただけるような働きかけも考えていきたいと思います。

9:玉川上水旧水路緑道の再整備について
・緑道再整備に向け、これまでササハタハツ会議をはじめとした地域への説明などを通して区民の皆様のご意見を伺いながら、設計を進めてきており、今年度からは笹塚緑道と大山緑道から再整備工事に着手。

▶︎まち+CO視点
様々なご意見をいただいていますが、木の伐採料を再調査の上で減らしたり、遊具に関しても具体的なアイディアを提示するなど進めてもらっていると思います。何より、渋谷区の中でも一番区民の皆さんとのコミュニケーションの場を取りながら進めている企画と思いますので、ぜひそういった点を踏まえて、住民の皆さんと一緒に作るプロジェクトとして進化させていけたらと考えています。

10:姉妹都市協定について
・ハワイ州ホノルル市との姉妹都市協定については、先月無事締結。ホノルル市とは、今年度もハワイ大学女子バスケットボールチームや学校給食、シブヤ未来科を通じた交流を予定しており、また今後は産業観光や環境問題に関する事業連携なども行っていく。
・ペルー共和国リマ市ミラフローレス区とは、今月末にも現地にて姉妹都市協定を締結。ペルー共和国とのこれまでの交流に加え、昨年の外交関係樹立150年を機に区内のペルー大使館協力のもと交流を重ねた結果、ミラフローレス区は互いに連携することで国際的に発展していくポテンシャルのある都市であることが確認。文化交流はもちろんのこと、互いに推進しているスタートアップ企業の連携など経済分野における交流も期待。
・今回の姉妹都市協定を新たな出発点とし、両都市とは様々な分野でより一層の戦略的かつ積極的な連携を進める。

▶︎まち+CO視点
海外都市との本格的な姉妹提携になります。様々な観点があると思いますが、ぜひ子どもたちがその恩恵を受けられるように、都市間交流の機会などを作っていけたらと考えていきたいと思います。

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