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令和5年度第4回定例会区長発言〜これが、注目トピックス!〜

こんにちは、神薗まちこです。今年最後の議会です。本定例会では、条例案13件、補正予算1件、契約案件1件、報告案件1件を審議しています。

以下、区長からの発言(今後力を入れて行きたい政策などが発信されます!)私の所感も入れています。今期の1番のびっくりand攻めてるな!と思ったのは、授業時数特例校です。

ブログでもまた詳細取り上げたいですが、かなり大きな変化ですし、探究的な学びにぐっと強く一歩踏み込んでくれたと、私自身は拍手したい思いです。ただ、変わり目になるのでスムーズには行かないと思いますし、現場の先生方にもご苦労かけると思います。でも、これがちゃんと進んでいけば、子どもたちの学びがワクワクで止まらない、そんな学校になる可能性を秘めてます。

各学校でも説明があると思うので、不安点などはぜひご確認してみてください🙇

1:福祉


▪️敬老事業について
コロナ禍以前、敬老金贈呈事業として75歳以上の高齢者全員に対して、毎年1軒1軒訪問して、お祝いの贈呈をし、見守りの施策として行なっていた。
しかし課題に直面しているので、見直しが必要となっている。そのため、議会からも様々な提案が欲しい。

課題として上がっている点
①団塊の世代が75歳以上となる2025年以降、対象者の更なる増加が見込まれること
②民生委員がこれまでのように対象者全員を訪問することは、昨今の社会情勢などから難しくなると考えられること
③少子高齢化が加速する中、限られた予算を適正に配分するために、将来負担を考慮する必要があること

▶︎(神薗視点)
以前、東京都の事業として行われていたこの事業、東京都で事業が終了したタイミングで23区では渋谷区以外は終了している状況があります。
渋谷区としては、後期高齢者の方の「見守りと敬老」を目的とした事業として行なっていました。コロナ禍で民生委員の方が訪問するのは難しい状況で、カタログギフトなどで対応していましたが、やはり現金での敬老をという声が多く上がっていました。
課題を踏まえて、今後この事業をどう検討していくのか。今期の委員会や会派の中でも議論を尽くし、区へ提案していきたいと思います。

▪️次期「渋谷区高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画」及び「渋谷区障がい福祉推進計画」について
有識者や住民代表で構成されている「介護保険運営協議会」および「自立支援協議会」で議論された計画素案が出来上がり、委員会での議論がなされます。
その後、住民説明会やパブリックコメントも行われ、意見要望を反映していきます。

▶︎(神薗視点)高齢者や障がい者の福祉政策の根幹となる計画ですので、しっかりと議論し、素案を踏まえて住民説明会やパブリックコメントなどをいただき、より充実した計画になるように、進めていければと思います。

2:デジタル地域通貨「ハチペイ」について

区民限定のキャンペーンとして、11月に30%ポイント還元キャンペーンが行われました。来年2月には区民限定でプレミアム率50%のハチペイデジタル商品券キャンペーンを行う予定。

▶︎(神薗視点)マイナンバーを取得し、ぜひ2月にデジタル商品券キャンペーンにアクセスしてみてください。

3:教育について


▪️授業時数特例校について
来年度から、全小中学校が文部科学省の「授業時数特例校」の指定を受け、子どもたちが主体的に探究的な学びや課題解決型の学びに取り組む「シブヤ未来科」の拡充を図る。学習振り返りなどのために、「HACHIアプリ」を導入。


▶︎(神薗視点)これは!かなり大きな発信です。「授業時数特例校」にすると、各教科の1割程度を探究的な学びを行っているシブヤ未来科にあてることができます。教育委員会の「探究的な学び」を強く推進して行こうという、強い想いを感じますし、私自身も子どもたちが主体的な学びを作っていく上で重要な変革と捉えています。
小学校はもともと、担任の先生が複数教科を指導しており、それを踏まえて教科を横断した形で、子どもたちの学びの関心事に合わせて、授業を設計するなど行なっていました。よって、小学校に関しては比較的、現運用と近い形で設計できるのではと思っています。一方で、中学校は教科専任になりますので、学校のカリキュラム全体をどうマネジメントしていくか。という大きなグランドデザインがないと、なかなか設計が難しい状況にあるかと思っています。(中3は受験もあるので、さらにです)事前に保護者や地域にも説明し、学校HPにおいても公表する必要があるので、ぜひ注目してほしいと思います。

「授業時数特例校」とは?
2021年7月に創設され、2022年度から運用開始されています。2021年1月に発表された中央教育審議会答申で出発した施策です。学校や地域の実態に照らし、より効果的な教育を実施するため、これまでの標準授業時数は確保した上で、教科等ごとの授業時数の配分について一定の弾力化ができる制度です。

⚫︎授業時数特例校
https://www.mext.go.jp/content/20210629-mxt_kyoiku01-000016453_4.pdf

⚫︎中央教育審議会答申
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/079/sonota/1412985_00002.htm

「HACHIアプリ」に関しては、学びのポートフォリオになると思います。探究とセットで言われているのは、自分自身の活動を振り返り、言語化していくことが学びを推進するためには大変重要です。この活動もかなり注目しています。

未来の学校プロジェクトがハード面だけでなく、ソフト面も強く推進しようと取り組んでいることは、大変評価しています。

4:DX推進について

来年1月より、総合コールセンターを発展させた「コンタクトセンター」が稼働します。電話の案内に加え、ショートメッセージや動画でのご案内を行うなど、さまざまなデジタルツールを活用して問い合わせに答える。

▶︎(神薗視点)生成AIなどの活用も行政内で進んでいます。電話以外の様々なツールを使った問い合わせですが、どんな運用になるのか、気になっています。

5:渋谷駅周辺のまちづくり

今月末「渋谷サクラステージ」と命名された建物が竣工します。
地形の高低差によるバリアフリー動線の不足、国道246号やJR線による街の分断などが大きな課題になっていました。これを解消するため、JR線を横断する東西の自由通路が整備されるとともに、地下通路、デッキ、アーバン・コアを整備、多層にわたる安全で快適な歩行者ネットワークを構築。人中心でウォーカブルなまちづくりが進展する。
https://www.shibuya-sakura-stage.com


▶︎ (神薗視点)
25年かかって、竣工されたサクラステージ。大規模な再開発に関しては、これだけの時間がかかるのかということを改めて感じています。
何十年も先の未来を見据え、計画を作られているか?そういった未来志向の視点で、事業を捉えられたらと感じています。竣工された後、伺ってウォーカブルなまちを体験したく思います。

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