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要約力〜看護師さんの話が伝わりにくい理由はここだ

山口拓朗著「9割捨てて10倍伝わる要約力」

この本を読もうと思ったきっかけは、表紙にある「会話も文章も短さが命」という言葉に惹かれたから。

この本を目にする少し前、看護師向けの研修で論理的に記述することについて学んで、その中でこんなことを言われていました。

看護師たちの記録は時間をかけずに書くトレーニングをしているせいか、他人に読んでもらう文章として丁寧ではない。文と文との接続関係をきちんとした言葉を入れてつなぐことは、相手が読んで納得できる記述になる。どうもこれを看護師たちは、「くどい」と感じる人が多いようだ。しかし、読み手にとってはこのほうがわかりやすくて親切だ、わかりやすい、とは読み手の満足度である。

講師は、自分はくどいと感じても、丁寧に書いたほうが、相手が納得する文脈になるという。しかし山口拓朗氏は短いほうがいい、「命」とすら表現している。違いはなんなのか、確認したいと思ったからです。


読み終わって感じたのは、
論理的に記述すると、伝わるはイコールということ。
「くどい」とは
余計なことが多いこと。
要は「要約力」が足りない。
話す順番が「わかりにくい」
伝えたい内容が「厳選されてない」ということ。
なので
論理的に記述すること、とはなんの違いもありませんでした。
要約のためには「論理的に」考えることができないといけない。
そして
大切なことは
「そこに愛はあるか」
どうしても伝えたい、という熱。

「死んでもこれだけは言っておきたい」
そういう思いで、伝えているだろうか。

こんなこと、言っても聞いてくれないだろう、とか
立場上、言っておかなきゃならないから、とか
そんなことでは伝わらない、のは当たり前だと感じました。

報告にしろ
指導にしろ
相手は「あなたの話は聞きます」と準備している場面です。
伝えたいことがあるのなら、絶好のチャンス、ここぞの場面で
命懸けで選んだ言葉で伝えたら
伝わるんじゃないかしら


そういう意識でこれからは話そうと思いました。






















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