見出し画像

7月16日(2003年・2004年)人間力?

鈴木啓太のシュートは宇宙開発の代名詞と思っていた気がしますが、勝てば次に進めるという大事な試合で、大事な得点を決めたことがあったことをうれしく思い出しました。この得点が無かったら、2003年のナビスコカップ初優勝はなかったのですね。啓太は本当に良い選手になっていました。

啓太がレッズに加入してすぐの頃、大原で小野伸二に「啓太、啓太、」と呼ばれ、何か楽しげに絡んでいたことを見たことがあります。啓太はまだ坊主頭でした。伸二に可愛がられている啓太を見て、将来が楽しみになり、それが段々現実のものとなっていくことがうれしく思ったものです。

2004年のアテネオリンピック代表発表の時、あの監督は「人間力で選びました」と、はっきり断言し、啓太は選ばれませんでした。オリンピック予選のキャプテンだったにもかかわらずです。今思い出しても悔しいです。それ以来、あの監督の言うことは信用できなくなりました。

その後、啓太はレッズには無くてはならない選手になり、日本代表でもオシムさんからは「水を運ぶ人」と重宝されました。現役を引退した後もアスリートの健康維持のための会社を立ち上げたり、YouTubeの配信で私たちを楽しませてくれたりと、啓太の人間性を発揮しています。

「人間力」というのは一体何だったのでしょう?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?