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「事業再構築補助金」申請完了!

昨日、4月30日で締め切り!!のはずがなんと延長に。。。
支援機関からは締め切り間際はサーバーが混雑して受付できない事もあるので気をつけてと言われていましたが、不安は的中したようです。
救済措置となっているかとは思いますが、このGWも申請書と睨めっこすると考えると少しゾッとします。
私自身は4月27日に申請が終わり、あとは「野となれ山となれ」そんな気分で提出が終わっています。

申請済み

1兆円を超える大型の補助金が出る!」鳴り物入りで決定し、受付が始まった「事業再構築補助金」ですが、かなりの時間と労力を費やしどうにか申請まで漕ぎ着ける事ができたというのが感想です。
もちろんこの補助金自体が初めての試みであり、公募要項を読めば読むほど難しい補助金という事がわかります。
「コロナで事業が傾いて来ているみなさーん!新たなビジネスや取り組みを応援するので応募してくださいね〜。。」みたいな軽いのりの補助金の募集でしたがその内容は難解。申請書を書いていくにつれその矛盾の気がついていくのでした。

私はというと、ここnoteでもお知らせしたように古民家を使って民泊事業をスタートさせたいと思っていたので、この補助金を使って改装できるのではと考えました。見積りや事業計画をねっている中、応募要件を見直すと
「事業終了後3~5年で、付加価値額の年率平均3.0%」
ん?
個人事業主に近い私にとってはよくわからない数字です。
【付加価値額】=「営業利益」+「人件費」+「減価償却額」
要は設備投資をして雇用を増やして営業利益を上げなくてはいけません。

そもそも今回の補助金の目的が付加価値額のうち「減価償却」=設備投資など
を補助するのですからあたりまといえばあたりまえです。
しかしながら今回の補助金対象は、単体の事業ではなく会社全体の事業となりますので民泊事業はあまりにも数字が小すぎました。
宿泊費が一人¥5,000として1組平均が4人 1日の売り上げ平均が¥20,000として100日稼働して¥2,000,000の売上にしかなりません。

事業単体で考えると、付加価値額が上がるのは間違いないのです
会社全体で考えると民泊事業が売上=利益と考えたとしても今回の補助金申請の要件に当てはめるのが難しい事に気がつきました。

とはいえ、コロナ対策として事業者に向けてチャンスをくれているわけです。
みずみずこのチャンスを棒にふってはいけません。
【一からやりなおし!】
会社全体を考え、そしてここ養父市で積極的に進めているジビエ事業のためにこの補助金を使う事ができないか?一から作戦を練り直しました。
今度は、要件を読み直せば読み直すほど事業再構築補助金のうち「新分野展開」にぴったりの事業計画が生まれます。
その上、審査項目・加点項目もいくつかあてはまりました。
あとはその計画を申請書にまとめるだけです。
とはいえ。。

公募要項 【10:事業計画作成における注意事項】にはこう記載があります。
「申請する事業再構築の類型について、事業再構築指針との関連性を説明してください。」そうして1〜4の項目についてA4サイズで計15Pページ以内でと。。。。

おいでやす小田ならきっとこう叫びます「できるか〜い!!」

とはいえ、乗りかかった船、ほぼ二週間毎日作成作業に取り組みました。
ちなみにSWOT分析はこんな感じです。

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結果はどうであれ、事業に対して真剣に考え計画したことは大きな勉強になりました。
できることなら事業再構築補助金により事業を開始できればと思いますが補助金がなくても事業化していく必要を感じています。
そうして、事業計画通りの数字を作れば補助金がなくても事業が拡大できます。

申請書が完成に近づけば近づくほどこの「事業再構築補助金」は事業再構築するにあたって補助金がなければできない事に対しては補助はしないのでは??
当たり前の事かもしれませんが、そんな当たり前の事に気がついた次第です。

よく、銀行は「雨が降ってる時には傘は貸さない」といいますが
今回の事業再構築補助金は
「お金が用意できななら出してあげなーい。」と言われているようです。

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