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※写真も含め、本稿は写真集本編には含まれません。 * * * 何かを待つ時間が好きだ。 紅茶の茶葉を開く待つ時間。ご主人様のお戻りを待つ時間。 数分、数時間、やがてくるその瞬間への期待も不安もひっくるめ、 その先の未来を描くような時間には、愛おしさがある。 「軽食の準備ができました、ご主人様」 給仕は久しぶりだ。紅茶を淹れるより、帳簿を付ける方が向いているのは自分でもわかっている。 「ありがとう。ちょうど完成したんだ、次の展覧会用のデザイン。 きっと脚のラインが
prologue ―或る美しきメイドの話― 「本当に、行ってしまうのですか?お姉さま―」 お姉さまといっても、血縁の姉ではない。先にこの屋敷に勤めていた年長のメイドのことだ。 誰より主人を想い、長く仕えてきた彼女がどうして。 答えの代わりに微笑んだ彼女は、手のひらに冷たく光るものを握らせた。 「ご主人様からのネックレス―。こんな大事なもの、持っていていただかなくては!」 『大切だから、手放すの。ごきげんよう』 アシンメトリーのスカートの裾をつまみ、 一礼した彼女は
昨夜本番データ入稿が完了しました。達成感…! テスト入稿時はA4サイズ8ページ中綴じ90kgコート紙。 届いたテスト版を見て、まず思ったのは 本になってる! 当たり前のことですが、思った以上に画質が良く、表紙デザインはイメージ通りで感動しました。 次に思ったのは、 ・画質思った以上に良いけど、その分無加工だと肌質や傷跡目立つなあ ・迫力あるけどA4はちょっと大きいかも ・紙、うっすい…? そこで、自分がコミケで入手した憧れの皆様方の写真集と見比べてみて。 以前買