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隔離メシ(福岡) ――欲しがりません出るまでは①
到着日(12月31日)
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空港で抗原検査を受けて、結果待ちのときに「軽食」としてセブンイレブンのおにぎりが配られる。おにぎりはみな同じ種類で「ツナマヨネーズ」と「梅おかか」2個ずつ。飲み物は、緑茶・烏龍茶・りんごジュース・オレンジジュースのなかから選択。日本人はいいけど、半分が外国人というなかで「梅おかか」のチョイスってどうなんだろう。
ホテルに着いて一人ずつバスから降り、注意事項の説明を受けたあと、スタッフから差し出されたビニール袋には、カップヌードルやとんこつラーメン、やきそばUFOが入っていて、ひとつ選べと言われる。ひととき話題になった「カップヌードル&白ごはん」の記事を思い出す。
「こんなときに海外から来るわがままなやつに、国の金で飯を出してやってんだからぜいたく言うな」という指摘を否定はしない。ただ、しつこいようだが半分は外国人だ。かれらもわたしも、好き好んで隔離されに来るわけでもない。それに、コンビニに行かせてくれるなら喜んで自費で買う。
隔離1日目(1月1日)
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元旦の朝は炊き込みご飯とさわらの焼き魚、昼はカツカレー、夜は塩レモンチキン。黒豆となます、白玉ぜんざいは、元日のおせちという心遣いだと思う。高菜がつくところが福岡らしい。ただこの日のごはんは、どれも冷え切っていた。「ただいまよりお食事をお持ちいたします」の放送から「お食事を配り終えましたのでマスクをつけてドアを開けておとりください」までだいたい20分。限られたスタッフで全館の部屋の前に食事を配っているし、部屋の外はほぼ冬の外気(ホテルの構造上、吹き抜けになっている)。特に朝食は冷蔵庫から出した感じ。元旦の朝から仕出し弁当も無理があるし、冷めるのは致しかたない。でも、冷たいカツカレーはなかなかの苦行。嗚呼、電子レンジが恋しい。
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