拓郎さん

2021年8月19日
aobozu LIVE 2021「藍空音楽祭」
@豊洲PIT

藍坊主のドラマー渡辺拓郎さんの脱退に伴う、4人で最後のライブにして無観客配信ライブ。

見届けました。
今は余韻の中、1週間限定のアーカイブも1回視聴し終えた。まだ2日ほどあるのでせめてあと1回でも観たいと思っているところ。

脱退の発表があってからというもの、自分にとっての藍坊主なんてものをnoteでぽつぽつと書き始めた以上、このライブをどんな形であれ観たのなら何かを書かねばと思いながらもうかれこれ数日経っている。
ただ、私はいかんせんどうやってもライブレポというものが書けない。
その代わりになのかはわからないけれど、140字以内でばしばしと発するあの場所に、熱量の上がっている間の勢いで書きまくる方が私には合っているらしい(かなりうるさくなってる自覚はあります、すみません)。

今回は藍坊主の、過去最大級の本気中の本気がぎっちり濃厚に詰まったライブだったと言っても過言ではない。いやむしろそんな一言では足りないくらいだろう。

言葉は感情に追いつけやしない。
(「うさぎとかめ」で歌われるようにね)

最高のライブをありがとうございました。


なんだろう、拓郎さんには、ものすごく個人的すぎることなのだけど感謝しなければならないことがあると思っている。

私自身、藍坊主を「好き」と素直に思えるようになるまでがしんどかったというちょっと明るくない経緯があり、自分の中にある想いを出して共有できる人を求めたくとも、そもそもの自己肯定感の低さもあって普段の身近な人たちの前ではうまくそれができず悶々とした感覚を抱えていたのだが、

それを即打破とまではいかなくとも、少なくとも良い方向へ向かえるようになる大きなきっかけとなったのがTwitterを始めることだったと思う。
ただ、当時まだそれが流行り出したくらいの頃で、「Twitterってようわからんな難しそうだな?」とまだ手を出さないでおくスタンスだった時に、拓郎さんがTwitterをされているというのを、藍ブロ(gooブログ「藍坊主の藍ブロ」)で知ってそのツイートを読んでみたのだ。
当時、更新されてないかなと頻繁に藍ブロにアクセスするくらいには"藍坊主情報求むマン"だったし、Twitterで出来るコミュニケーションがだんだん見えてくるうちに「拓郎さんがやってるなら、おもしろいかもしれないしやってみようかな…」という気持ちが湧いてきてアカウント作成に至った。

そこからまあ、SNSって難しいよなというような色々な紆余曲折はありつつも、結果的には「藍坊主に出会ってなかったら出会えなかった人たち」という存在にTwitterを通じてたどり着けたと今では思っている。Twitter上で藍坊主のことを語り合える人たちはもちろん、ライブで声かけ合える友だちや、今では夫だったり。

誰かと想いを共有することばかりが一概にファンとしてのあり方ではないのだけれど、私の場合はきっと、ネット上の自分の場所で好きなものを「好き」と思いっきり表せることが、ひとつの憧れだったんだと思う。そう、私が藍坊主を知るきっかけとなったあの子のように(彼女とはいつかまた会える機会があればなあとずっと思っている)。

その憧れがちょっとでも実現できる入り口に、思い返せば拓郎さんがいたのです。


ここまで書くと、何これちょっと自分Twitterを重視しすぎる人間やねって思う。依存かなってレベル。

ただ、藍坊主ってすっごくいい音楽ばかりだから、それを「いいね」と言っている人が自分以外にもこんなにたくさんいるんだなァとわかるのは、とても嬉しいことなのです。
そんなTwitterを始める最初のきっかけを、ありがとうございました。
おかげで今は、好きなものを「好き」と言えることが幸せです。


感謝する内容が「そのドラムプレイにびしびし勇気づけられて人生変わりました!!押忍!!」とかいったことじゃなくてごめんなさい。笑
それでドラムを始めましたとか言える方が、拓郎さんにとってはよっぽど本望だろうに…と思いつつ。
それでももちろん拓郎さんのドラム、だいすきです。
藍坊主の曲はドラムの音を指で叩きながら聴いてきました。
心に、全身に、響くのです。ずしずしと。

いつかどこかでまた聴ける日、お会いできる日が来ますように。
応援してます。涙


ライブが終わってからというもの、日常の買い物中のふとした時に、
「これからは3人の藍坊主という日々の中で歩いてゆくのだな」と急に思い至って、心の中のぽっかりを感じてしまうこともあるけれど、

これからの藍坊主も、もちろんバリバリ応援していく所存。

hozzyさん、コラムで仰っていた。
「これからも力を貸してください!」って。

だいじょうぶです。
もちろん!なので。
むしろそうさせてください。


いまこれからのことを見据えて本当に大変だと思うから、そんな中、先日Luno Records Storeで買った半月喫茶のグッズがうちに届くだけでも「心の底から感謝」を言いたくなる。お忙しい中ありがとうございます。

かわいい。


これからも楽しみにしておりますね、藍坊主。
いつも素敵な音楽を、ありがとう。


燃えない記憶