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まちあやの選択的フルタイム勤務

突然ですが、明日から選択的フルタイム勤務をします。
※「選択的フルタイム勤務」という言葉は、「選択的夫婦別姓制度」の表現から拝借。


なぜ選択的かというと、私の場合は今下の子が1歳(もうすぐ2歳)なので本来であればあと1年ちょっとは時短勤務が可能ではあるけど、フルタイムで働くということを自ら選んだから。

正直、復帰した半年前は3歳まで時短勤務を使おうと思っていたけど、私は明日からフルタイムで働く。
今でもこの選択がタイミングとして正解かはわからない。
正解にしていくしかないんだろうなと思って、前日夜の今、noteをしたためている。


第2子育休復帰までの経緯

2019年4月に娘を出産し、2020年4月に復帰の予定だった。
しかしコロナの影響で育休延長し、7月に復帰しようと思い社長に連絡すると「話がある」と。

コロナの渦中、なんだか嫌な予感がした。

嫌な予感は的中して、「事業を譲渡することになったから、譲渡先に行ってほしい」とのこと。
譲渡先は会社規模も大きく、私たちの事業に興味を持っていて力を入れたいと言ってくれているとのこと。しかし私は育休明け。不安しかなかった。
転籍を断る選択肢も視野に入れて、譲渡先の会社の社長と面談。


結局1か月後、私は譲渡先に転籍した。
フルタイムで育休復帰する予定だったけど、勤務地が変わるので時短で入社をした。
9:00~16:30、仕事は忙しいけど残業はほとんどしていないし、2人を育てながら何とか働いていた。


時短勤務で得られたもの


魔の3歳児を終え、4歳の長男はすっかり自分でできることも増え、しゃべるのも上手になってコミュニケーションがとりやすくなった。
下の子はいるとは言え、あの魔の期間が嘘だったかのように、育児に平穏が訪れた。加えて時短勤務で時間に余裕が少しあるので、息子の発言や心の機微にも対応できるようになった。

育児が楽しいと思えるようになったし、今まで以上に子どもとの会話や心のケアといったコミュニケーションを大切にしていきたいな、と思った。

私に時間的にも気持ち的にも余白ができた。

余白を大事にしながら、育児も仕事もあと1年ちょっとほどほどに。
そのつもりだった。

でも半年経って、私はフルタイムへの変更をえらんだ。

私がフルタイムを決意した理由

フルタイムを決意した要素は2つ

①夫が会社員を卒業して柔軟な働き方になること
②自分がフルタイムになることで事業のスピードが加速すると思ったこと

1つめは外部要因。
年末突然(前々からしたいとは言ってたけど)夫の会社員辞める宣言。
副業でやっていた個人の会社での仕事の比重を上げるそう。
そうなると週の半分くらいは在宅。朝は夫が保育園に送り、お迎えは在宅の日は夫。

つまり私は週2~3日お迎えに行けばよい。
この週2~3日をリモートにすればフルタイムいけるな、と思った。

2つめが内部要因、私の想いだ。
今、関わっている事業はサービスリリースから約2年、契約社数が50社となった。うりゃ~~~と社数を増やすところから、契約いただいているお客様に満足いただくためにはどうするか?のフェーズに変わってきている。
さらに属人化している各ポジション業務を、いかに仕組化・見える化していくかが近々のミッション。
そのあたりを全部まるっと担っているので、大小問わずのタスクに日々追われている。

単純に私がフルタイムになって労働時間を増やすことで、タスクの消化が早まる&未来に向けてのアクションにも手を回せる=事業の成長スピードがあがると思った。

もちろん量的にキャパを超えたタスクを抱えていること自体は見直さないといけないので、増員も視野に入れつつだけど、そのためにもCSの仕組み作りをゼロから構築して、各人の業務の最適化をやらねば。そしてこれは結構好きな領域。

①自分が楽しいと思えることを頑張る

②結果につながる

③事業が拡大する

過去の経験から、この構図が自分のやりがいになることは知っている。
ワーママになって4年、1度も①のスタートラインに立っていなかった。むしろ育児しながら働いていたら①は訪れないと思っていた。

でもありがたいことに、やりたいと思う仕事が目の前に現れたのである。

事業のスピードや組織を考えたときに、1年後に今と同じ仕事ができるかと言ったらそうじゃない。好き・やりたいと思えて、やりがいを感じられるであろう仕事は「今」であって、チャンスの神様は前髪しかないのだ。

「子どもとの時間を大事にしながら、あと1年余白を楽しみながら働く」よりも「今、やりたいと思える仕事が目の前にある」ことがフルタイム決断の最大の理由だった。さらに夫の働き方改革という外部要因が背中を押す要因となった。

自分の選択が教えてくれたこと

ワーママになる前や第一子の時は、先を見据えて準備したり行動することを大事にしてきた。

でも二人目がうまれてから、子育ては計画や予想通りにはいかないとつくづく思った。そして自分の考えは都度変わる。

先を見据えることも大事だけど、今の自分の感情に素直に行動することのほうを、今は大事にしていきたい。

それにしても働くうえで、自分の気持ちに沿って決断していくことが、非常に選択しづらい世の中だよなと思う。

私はいまの自分の気持ちにあわせて選択したけど、もしかしたら半年後にはは、「時短でいたほうがよかった」と思うことが起こるかもしれない。

その時に「やっぱりこういう理由で時短に戻したい」と言って、認められるだろうか?うーん、正直微妙。

一方の道を選択したら、一方の道は閉ざされる。0か100かしかない働き方がまだまだ根強い。もっとライフにあわせてキャリアをしなやかに変化させていけるようになったらいいのになと思うし、社会が変わる前にどうしたら個人の働き方を変えられるか模索中。


でも、ひとまず今回の決断で、自分の仕事をダイレクトに事業の成長につなげるってことが自分にとって大事な要素で、時短勤務とトレードオフで考えても、そっちを取りたいと思った自分の価値観に気付けたことは良かった。

夫の会社員卒業宣言から、フルタイム選択まで意思決定は数日だった。それは9月からやっているミートキャリアさんの自己分析プログラムのおかげだと思う。
3か月かけて、じっくり自分の仕事観や優先順位について整理できていたのが大きかった。

自己分析って転職活動の時ってイメージだけど、人生の転機やチャンス・選択を迫られるタイミングはいつ来るのかわからないので、常に自分と向き合っておくってのが大事だな、と思った一件だった。

さて、書いている間に日付が変わってしまって、もう2/1(月)だ。
今日からフルタイム。また新たな私の挑戦が始まる。

決めたのは私、やるのも私。
私が「選択」したフルタイム勤務。
せっかくなので楽しみます。

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