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粛声note

こんにちは
Machiaです。

《粛声》を組んでみて個人的に感じたことやプレイ中に意識していることをまとめてみました。
CSなどで結果を残している訳ではありません。
徹底解説などではなくエンタメの部類だと思って読んでいただけると幸いです。
基本内容は全文無料です。
最後におまけ程度のものですが有料の箇所を作りましたのでよかったら最後まで読んでいただけると嬉しいです。
noteのサムネイルはとうまくん(@toma_diet_)に制作していただきました。


デッキの構築

《粛声》は現在《強欲で金満な壺》を採用した《強金型》
《天底の使徒》《教導の大神祇官》を採用した《天底型》
の大きく分けて2つの構築があると思います。

自分は過去に《オルターガイスト》《サブテラー》《ドラゴンメイド》《ラビュリンス》など《強欲で金満な壺》を使用するデッキを多く使用してきました。
なので《強欲で金満な壺》を使う事ができるデッキのノーコスト2ドローの強さは理解しているつもりです。
《粛声》《強欲で金満な壺》との相性が良いと感じた為《強金型》を使用しています。

以下、採用カードの解説と採用理由を説明します。
文章を書くことが得意でないので読みにくかったら申し訳ありません。

《粛声なる守護者ローガーディアン》

《ローガーディアン》と表記します

令和の《メルカバー》です。
①の効果で儀式召喚成功時にデッキから《粛声モンスター》《戦士族・ドラゴン族の儀式モンスター》をサーチできます。
サーチ対象に《ローガーディアン以外》と記載されていないので同名カードをサーチして2体出すことで自身の②の効果で8200ダメージを取りに行けます。

②の効果は自分のフィールドか墓地に後述する《粛声の祈り手ロー》が存在する場合に自身の打点を2050上げる永続効果です。守備力は上がりません。

③の効果は自分のフィールドに《粛声の祈り手ロー》が存在する場合に相手が《魔法・罠・モンスターの効果》を発動した時に発動でき、その発動を無効にし破壊する効果です。
効果の発動を無効にすることが出来るので既に発動している永続魔法やフィールド魔法・永続罠などの効果を無効にし破壊できます。発動無効なのでダメージステップでも発動可能です。

粛声の基本的な戦い方としては《ローガーディアン》《粛声の祈り手ロー》と後述する《粛声なる結界》という永続魔法カードをフィールドに揃えて妨害していく事が一番多くなると思います。

《粛声の祈り手ロー》

《ロー》と表記します

令和の《アレイスター》です。
①の効果で召喚・特殊召喚成功時にデッキから《粛声永続魔法・粛声永続罠》1枚を表側で置きます。《魔封じの芳香》《灰流うらら》の妨害を受けないのは評価が高いです。

②の効果は《戦士族・ドラゴン族の光族性の儀式モンスター》を儀式召喚する際に《ロー》1枚で儀式召喚に必要なリリースとして使用できる効果です。召喚・特殊召喚時の①の効果に《エフェクトヴェーラー》《無限泡影》などで効果無効になった場合この②の効果も無効になるので要注意です。

③の効果は自身が墓地に存在する状態で自分フィールドに《戦士族・ドラゴン族の光属性の儀式モンスター》が特殊召喚された場合に自身を特殊召喚する効果です。
《ローガーディアン》の儀式召喚に《ロー》を使用し、《ローガーディアン》の①の効果にチェーンして《ロー》の③の効果を発動する事で《灰流うらら》をケアしてサーチを行う事ができます。
《屋敷わらし》の採用が多くなったらチェーンの組み方を逆にした方がいいかもしれません。

《粛声なる結界》

《結界》と表記します

調整版《SPYRAL RESORT》です。
①の永続効果はフィールドに《ロー》《光属性の儀式モンスター》が存在する限り、相手は儀式モンスターしか攻撃対象に選択できず、自分のフィールドの光属性モンスターを効果の対象にできない効果です。
《ロー》及び《光属性の儀式モンスター》が存在する限りなので《ロー》単体や《光属性の儀式モンスター》単体の時は対象体制は付与されません。
《SPYRAL RESORT》ではないです。

②の効果は起動効果で《結界》を除く《粛声カード》《ローガーディアン儀式モンスター》1枚をデッキからサーチできます。このカードでは《ローガーディアン》以外の《光属性の儀式モンスター》を直接サーチすることは出来ないのでそこを持ってきたい場合は後述する《粛声の竜賢姫サフィラ》を経由してサーチしてください。

《粛声の竜賢姫サフィラ》

《粛声サフィラ》と表記します

テーマ内の《儀式の下準備》です。
①の効果で自身を手札から捨てデッキから儀式魔法を墓地へ送ります。その後《戦士族・ドラゴン族の光属性の儀式モンスター》1枚をデッキ・墓地から手札に加えることができる効果です。
《ローガーディアン》が既に手札にある場合や《ロー》を召喚して①の効果を絶対に通さなくてはいけない場合などは後述する《古聖戴サウラヴィス》をサーチし《エフェクトヴェーラー》《無限泡影》などをケアしたりできます。
《次元の裂け目》状況下では儀式魔法カードは墓地へ送れるのでサーチを行えますが《アトラクター》状況下では墓地へ送る儀式魔法が除外される為サーチが行えません。
デッキ内に儀式魔法が無い場合も儀式モンスターのサーチは行えないので初手に儀式魔法を引いている場合《儀式の下準備》と噛み合わせが悪くなるので要注意です。

②の効果は墓地の自身を除外する事で《戦士族・ドラゴン族の光属性の儀式モンスター》を儀式召喚する効果です。
この効果によりカード消費を最小限に抑え儀式召喚を行うことができますが《アーティファクト−ロンギヌス》状況下では②の効果を発動できないので注意が必要です。

《粛声なる祈り》

《祈り》と表記します

テーマ内の儀式魔法カードです。
①の効果は手札と場からカードをリリースして手札から《光属性の儀式モンスター》を儀式召喚する効果ですがリリースできるモンスターに光属性指定があるので注意してください。

②の効果は自分の場の表側表示の《光属性の儀式モンスター》が相手の効果でフィールドから離れた場合に墓地のこのカードを除外して手札・デッキから《古聖戴サウラヴィス》《竜姫神サフィラ》《粛声なる守護者ローガーディアン》1体を召喚条件を無視して特殊召喚する効果です。
このカードが墓地にある状況で《天霆號アーゼウス》《超融合》などの除去でフィールドの《ローガーディアン》が除去されても②の効果でデッキから《ローガーディアン》を特殊召喚しその後墓地の《ロー》の③の効果で自身を蘇生させる事で盤面を再形成できます。戦闘破壊や《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》などの特殊召喚の為のリリース、ダメージステップでの除去には対応していないので過信は禁物です。

《儀式の下準備》《粛声サフィラ》のサーチ効果の兼ね合いもあり3枚採用も悪くはないカードだと思いまたが初手に2枚引く可能性も上がる為2枚採用が妥当だと思いました。このカードが2枚墓地へ落ちた場合は後述する《粛声の竜賢聖サウラヴィス》によって1枚をデッキに戻す事で《儀式の下準備》《粛声サフィラ》を発動可能にできます。
試合中は墓地に1枚
デッキ内に1枚に《祈り》が存在するように意識して盤面を形成します。

《粛声の竜賢聖サウラヴィス》

《粛声サウラ》と表記します

テーマ内で直接儀式召喚に絡みませんが1枚は必須なカードです。
①の効果はチェーンを組まない特殊召喚効果です。
手札・墓地の《儀式魔法カード》を含む魔法カード2枚をデッキに戻す事で自身を手札から特殊召喚できます。
役割としては《ローガーディアン》の①の効果でサーチしてライフを詰めたり《祈り》が墓地へ2枚落ちている時のリソース回収など必要な局面は必ずあるので1枚は必須という認識です。

②の効果は相手がカードの効果を発動した時に自身を手札に戻す事で発動し、手札・デッキから《戦士族・ドラゴン族の光属性の儀式モンスター》1体を特殊召喚する効果です。この効果で出したモンスターは蘇生制限を満たしてないので墓地からの蘇生はできません。また、次のターンのエンドフェイズにデッキに戻ります。
後述する《粛声なる威光》の効果でデッキから出す事で擬似的に儀式モンターを特殊召喚できるので《アーティファクト–ロンギヌス》などで自分のターンに儀式できなかった時の保険的な役割も担っています。

《粛声なる威光》

《威光》と表記します

テーマ内で貴重な相手のフィールドのカードを破壊する効果を持っている永続罠です。
①の効果は発動時に選択するもので
・自分の手札・墓地から《戦士族・ドラゴン族の光属性の儀式モンスター》1体か《儀式魔法カード》1枚をデッキに戻しデッキから《粛声モンスター》1体を選んで手札に加えるか特殊召喚する効果。
・自分フィールドの《戦士族・ドラゴン族の光属性の儀式モンスター》の数まで相手の場のカードを対象として発動し、対象にしたカードと《威光》を破壊する効果。
の2つから選び発動できます。

上の効果は相手のターン中に先述した《粛声サウラ》を出して《ローガーディアン》《古聖戴サウラヴィス》を特殊召喚して妨害数を増やしたり、自分のターンに《ロー》を特殊召喚し《サクリファイス・アニマ》をリンク召喚して攻め込むなどの使い方ができます。《結界》が手札にある場合《ロー》の①の効果で《威光》を置く事で1ターン目から特殊召喚する効果を発動できるので手札次第ではありますが《S:Pリトルナイト》を出したりもできます。
デッキから《粛声儀式モンスター》を直接特殊召喚することはできないので注意が必要です。

下の効果は自分フィールドの《戦士族・ドラゴン族の光属性の儀式モンスター》の数まで相手フィールドのカードを破壊する効果です。発動後《威光》自身も破壊される為発動タイミングの見極めが難しい効果ではあります。

《威光》の発動できるタイミングが《自分・相手のメインフェイズ》限定だったりと不便なところはありますが後攻から《魔封じの芳香》を割ったりできたりと《ロー》の①の効果で置く選択肢を増やす為にも1枚は必須だと思いました。

《宣告者の神巫》

《ディヴァイナー》と表記します

此処からは《粛声》テーマ外のカードを紹介します。
《ロー》と同じく1枚初動になります。
①の効果でデッキから《トリアス・ヒエラルキア》を墓地へ送り墓地の《トリアス・ヒエラルキア》の効果で《ディヴァイナー》をリリースする事で②の効果を誘発させデッキ・手札から《ロー》を特殊召喚する事で基本展開に繋げられます。

《ヒエラルキア》と表記します

《ヒエラルキア》を墓地へ送る事で《ディヴァイナー》のレベルが11になるので儀式召喚可能な状態であれば《ディヴァイナー》をリリースして儀式召喚を行う事も可能です。
《ロー》と違い《灰流うらら》を受けてしまうので手札に《古聖戴サウラヴィス》などがあっても過信は禁物です。《粛声サフィラ》《儀式の下準備》などを先に使い《灰流うらら》《ドロール&ロックバード》などを確認してからの方が良いかもしれません。

後攻の攻めでは《ヒエラルキア》《ディヴァイナー》をリリースし《ディヴァイナー》の②効果で《ロー》を特殊召喚し《ヒエラルキア》《ロー》《カオス・アンヘル–混沌の双翼》をシンクロ召喚し盤面を荒らすこともできます。
《ロー》《サクリファイス・アニマ》に変換し2体で《S:Pリトルナイト》にしたりもできます。
《ヒエラルキア》は自身の効果で特殊召喚した場合、フィールドから離れると除外されるので注意してください。

《古聖戴サウラヴィス》

《サウラ》と表記します

かなり早い段階で名前のみ出していた儀式モンスターです
①の効果で自身を手札から捨てる事で自分フィールドのモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果を無効にする事ができます。
《ロー》《ディヴァイナー》《ローガーディアン》のフィールドで発動する効果に対して発動される《エフェクトヴェーラー》《無限泡影》などを弾く役割を担っています。環境的に《賜炎の咎姫》などの対象をとったモンスターを破壊する効果も無効に出来るので完全に腐る事は少ないと思います。
《結界》の効果で自分の光属性モンスターに対象耐性が付与されるまでの貫通札として運用したり《威光》で手札からデッキに戻し《粛声モンスター》をリクルートできるので自分は2枚採用しています。

②の効果はフィールドに存在する自身を手札に戻すことで《相手のチェーンに乗らない特殊召喚》を無効にし除外する効果です。
現環境ではチェーンに乗る特殊召喚が多く《黒魔女ディアベルスター》《賜炎の咎姫》をバトルフェイズ前に出されない為の牽制の役割が多いです。
《蛇眼の炎龍》などで戦闘破壊されますがバトルフェイズを消化させる事ができるので1枚のカードの仕事量としては充分だと思います。

《オッドアイズ・ペンデュラムグラフ・ドラゴン》

《ペンデュラムグラフ》と表記します

採用されてたりされてなかったりするカードですが自分は採用しています。
①の効果は相手がEXデッキからモンスターを特殊召喚する度に300ダメージを与える効果です。この300ダメージが勝敗を分けることになるのかは分かりませんがACSでは強そうです。

②の効果がこのカードを採用してる理由で、相手が魔法カードの効果を発動した時にその効果を無効にできます。自身をPスケールに置く事で無効にできるので《幽鬼うさぎ》などで破壊された場合は無効効果は適応できません。
盤面の妨害が《ローガーディアン》《サウラ》《威光》とかの場合手数で捲られることが多かったので妨害数を増やす為に採用しました。
《ペンデュラムグラフ》の無効は効果無効なので《篝火》などの複数採用されている魔法カードを無効にした場合でも2枚目に怯えなくて良いのは《ローガーディアン》にはない強みだと思いました。
追加効果でEXから《オッドアイズモンスター》を特殊召喚することができますがEXデッキに《オッドアイズモンスター》が居ない為割愛します。

《ペンデュラムグラフ》は自身の制約で儀式召喚および手札からのP召喚でしか特殊召喚できないので《粛声サウラ》では特殊召喚できないことだけ惜しいと思いました。《ローガーディアン》《粛声サフィラ》のサーチには対応していますが《下準備》ではサーチできません。

《強欲で金満な壺》

《強金》と表記します

冒頭でも触れましたが
自分は《強金型》が強いと思うので《天底型》では無く《強金型》を採用しています。
《天底の使徒》《教導の大神祇官》《烙印》で使用していたので天底ギミックの強さも理解しているつもりです。


《強金》のメリットは
・相手の《灰流うらら》をほぼここに使わせる事ができる。
・テーマ外のカードを引きにいける。
《教導の大神祇官》の相手のEXデッキから墓地へ送られた時に発動するカードでアドバンテージを稼がれる危険がない。
ことだと考えています。

デメリットは
《アーティファクト−ロンギヌス》が重くなる。
・発動タイミングを選べない為メインフェイズ開始時に《ドロール&ロックバード》を受ける。
ことだと考えています。
このnoteを書いている時は圧倒的に《炎王スネークアイ環境》でサイドデッキがかなり《炎王スネークアイ》に寄っている時期で《ドロール&ロックバード》《アーティファクト–ロンギヌス》もそこまで多く無いと感じた為、現状《強金型》で良いと思いました。

《墓穴の指名者》

《墓穴》と表記します

自分は《墓穴》をメイン採用にしています。
元々《増殖するG》受けの良いテーマではありますが流石に展開した方が強いのでメイン採用です。
《炎王スネークアイ》のメイン戦後手の時でも墓地のモンスター除外できるので完全に腐ることはないです。
今後《ドロール&ロックバード》《アーティファクト–ロンギヌス》が流行った時に展開を通す為にも自分は必要だと思いました。

デッキの回し方

こんな盤面になるように回しています
《祈り》を手札から発動できると場に儀式モンスターを2体出せます

先攻盤面の作り方

先攻では《ロー》《ローガーディアン》《結界》を揃えるところまでが《基本展開》だと思います。
妨害を貰わなければ《ロー》《ディヴァイナー》1枚でこの盤面は揃うので非常に要求値は低いと思います。
手札に《祈り》とリリースするカードがある状態で《ローガーディアン》のサーチ対象を《粛声サフィラ》にして①の効果で《ペンデュラムグラフ》をサーチし儀式召喚する事で《ローガーディアン》の発動無効《ペンデュラムグラフ》の魔法効果無効の盤面を作れます。
展開を伸ばせない時はサーチ対象を《ロー》《粛声サフィラ》にして後続確保しても良いと思います。
《威光》を素引きしている時は《粛声サフィラ》から《サウラ》をサーチし相手のターンで《威光》の効果で手札の《サウラ》をデッキに戻しデッキから《粛声サウラ》を特殊召喚する事で擬似的に盤面に《サウラ》を構える事ができます。

サイドチェンジ後の先攻展開では上記の展開以外に《大儺主水》をリンク召喚する展開もあります。

《ダイナモンド》と表記します

《ロー》《ローガーディアン》の2体でリンク召喚を行い相手ターンに自身をリリースし墓地の《ローガーディアン》を対象に取り蘇生を行い、《ローガーディアン》が特殊召喚された事により墓地の《ロー》の③の効果で自身を蘇生させ①の効果で《結界》《威光》を置くという動きが可能です。
この動きは相手の《墓穴》1枚で完全に崩壊するので後攻サイドチェンジで墓穴が抜けるであろうサイドチェンジ後の動きになります。
サイド後の先攻では《サモンリミッター》《ローガーディアン》《ペンデュラムグラフ》で破壊から守る戦い方ができたら良いと思います。
《サモンリミッター》を引けなくても《増殖するG》《原始生命態ニビル》などで《ローガーディアン》を突破された後にライフポイントを0にされないような戦い方をすれば《結界》《威光》などで展開し相手のライフポイントを取りにいけると思います。

後攻のでの攻め方

後攻ではEXデッキを活用して盤面を捲ります。
粛声は後手の捲る力や手数は多いとは言えませんが《ローガーディアン》の4100打点を活用してパワーでゴリ押すことは可能です。
《祈り》の②の効果も強く何かしらの除去を受けてもデッキから2体目の《ローガーディアン》を出すことで相手に圧をかけることもできます。
状況に応じて《ロー》の①の効果で《結界》では無く《威光》を持ってくる事でライフカットを優先しても良いと思います。
《サクリファイス・アニマ》《S:Pリトルナイト》《ダイナモンド》《カオス・アンヘル–混沌の双翼》で破壊されると発動する効果を持っているモンスターを除去してライフポイントを削りきれなくてもリソース勝負で勝てるようにすることを目指します。

毎試合上記の捲り方ができるとは思ってないので手札誘発で相手の展開をどれだけ弱くできるか次第なところではあります。
なのでサイドチェンジ後の後攻では《強金》を全て抜いて手札誘発の枚数を増やし初手の5枚に引き込める確率を上げます。《強欲》を全て後攻で抜く関係上EXデッキの後攻用のカードの《旧神ヌトス》《閉ザサレシ天ノ月》《閉ザサレシ世界ノ冥神》は1枚の採用となっています。

EXデッキの構築

《サクリファイス・アニマ》

《アニマ》と表記します

《ロー》からの変換先になります。2枚採用です。
役割としては自分で出した《原始生命態ニビル》のトークンを吸う役割が多いです。
以前は1枚採用でリンクリボーを1枚採用していましたが《強金》《アニマ》が除外され《リンクリボー》が残り《原始生命態ニビル》のトークンを除去するのが困難になった為《アニマ》を2枚採用しました。
墓地の《リンクリボー》効果で《ロー》をリリースして無効系誘発を回避するような試合展開にはならなかった為《リンクリボー》は不採用にしました。
《S:Pリトルナイト》を出す際はかなりの高確率で経由します。

《S:Pリトルナイト》

《リトルナイト》と表記します

《アニマ》+何かで出します。2枚採用です。
余裕がある時に先行で出したり盤面を荒らしたりするのが役割です。
先攻で出す際は《RACE》のように先出しして無効系誘発のケアにしたりは要求値的に厳しいので展開の最後に添えるような感じになると思います。
《結界》が発動してる状況下で《ロー》《ローガーディアン》と一緒に並べると攻撃対象に選ばれないので強いです。

後攻では《アニマ》→《リトルナイト》→《ダイナモンド》の順で除去を行う事で2枚カードを除去しつつ相手のターンに《ダイナモンド》をリリースする事で先述した《ローガーディアン》を蘇生する動きに繋げられます。

《大儺主水》

先攻展開の時に軽く紹介した《ダイナモンド》です。2枚採用です。
儀式モンスターを含むモンスター2体と要求値が少し高いのでリンク2モンスターにしては強い効果を持っていますが《リトルナイト》のせいで霞んで見えます。
①の効果は特殊召喚成功時に《フィールドのカード》1枚と自分の《墓地の儀式モンスター》1体を対象に発動でき、その2枚を持ち主のデッキに戻します。
効果解決時に対象に取ったカードが1枚でも破壊されたり除外されたりした場合もう1枚は戻す事ができません。
②の効果で相手ターンに自身をリリースし《墓地の儀式モンスター》を対象に取り発動でき、そのモンスターを手札に加えるか特殊召喚できます。この時蘇生制限を満たしていない儀式モンスターは特殊召喚できないので①の効果で蘇生制限を満たしていないモンスターを戻すようにしましょう。

《閉ザサレシ天ノ月》と《閉ザサレシ世界ノ冥神》

《ナンナ》と表記します
《クルヌギアス》と表記します

後攻で効果を受けない高打点モンスターなどを除去する要員です。各1枚ずつの採用です。
《ロー》《ローガーディアン》《結界》が揃っている状況下で適当なモンスター2体で《ナンナ》をリンク召喚する事で光属性の《ナンナ》を着地狩りから守る事ができます。
《ナンナ》の効果適用後に《ロー》《ナンナ》+《ナンナ効果を付与した相手のモンスター》《クルヌギアス自身のルール効果で素材にする相手モンスター》で2面除去しつつ《クルヌギアス》をリンク召喚する事ができます。
《クルヌギアス》は自身を対象に取る効果以外の効果を受けない耐性と墓地からモンスターを特殊召喚する効果を無効にする効果がありますが妨害として使えるかは微妙な為墓穴をもらっても大丈夫なのであれば場の《ローガーディアン》と一緒に《ダイナモンド》にしてしまっても良いかもしれません。

《旧神ヌトス》と《虹光の宣告者》

《ヌトス》と表記します
《アーク》と表記します

《ディヴァイナー》の効果で墓地へ送る用のカードです。
《ディヴァイナー》では《ヒエラルキア》を落とす事が多いのですが素引きしている場合の落とす先になります。
上記の場合、先攻では《アーク》を墓地へ送り《儀式魔法カード》もしくは《儀式モンスター》を手札に加えられます。
《アーク》を2枚採用にしているのでミラーマッチで《教導の大神祇官》の効果を相手が発動した場合《アーク》を2枚落とす事で手札を2枚増やす事ができます。
現状、他に採用したいカードもないので自分は2枚採用にしていますが今後EXデッキに入れたいカードができた場合1枚採用になる可能性が高いです。
《ディヴァイナー》《アーク》を落とした場合《ディヴァイナー》のレベルは6になるのでリリース要員が他に用意できない場合は《ヒエラルキア》を優先したほうが良いです。

《ヌトス》は伏せを割に行ったり場の妨害持ちを除去する役割がありますが《カオス・アンヘル–混沌の双翼》へ行くルートの方がリターンは大きいので《ディヴァイナー》を通すのか《ヌトス》で踏み抜くのかの判断は手札と相談してください。無くても良いかもしれませんが他に入れたいカードもないので1枚採用です。

《カオス・アンヘル–混沌の双翼》

《カオスアンヘル》と表記します

ヒエラルキア》+《ロー》で出すことが多いです。2枚採用です。
稀に《灰流うらら》+《儀式モンスター》で出すこともあります。
後攻で盤面を荒らしたりダメージを取ったりと出せるパターンは限られていますがEXデッキのカードの中で《最重要カード》だと考えています。お互いにリソースがかつかつになった時でも《カオスアンヘル》の光属性を素材にした際の効果で相手のモンスターが発動した効果を受けない耐性があるので棒立ちしてるだけで相手ターンを凌いだりすることもあります。

《厄災の星ティ・フォン》

《ティフォン》と表記します

相手の展開に抗う為のカードです。2枚採用です。
このカードを出す事で後手捲りが簡単になったりはしません。
《炎王スネークアイ》対面では墓地の《賜炎の咎姫》の効果で対象にとられ着地狩りされたりします。
リソース勝負になった際に相手が《フルール・ド・バロネス》単騎などになった時に真価を発揮するカードだと思います。
条件を満たしていればトークン以外のモンスターを2900打点に変換する事ができることは弱くは無いと思うので2枚採用しています。

採用候補《IP:マスカレーナ》

《マスカレーナ》と表記します

最近デッキを回している中であっても良いと思い始めたカードです。
先行の自分ターンに《ダイナモンド》を出す動きをする際《ダイナモンド》の①の効果を有効活用できないかと考え《マスカレーナ》の採用を検討していました。
《儀式モンスター》を含むモンスター合計3体要求と墓地に蘇生する儀式モンスター以外の儀式モンスターを要求するのでかなり上振れていないと上記の動きは出来ず、相手の6枚目の《無限泡影》をメインフェイズ前に撃たれると盤面が崩壊するリスクの高さを考慮し採用に踏み切れませんでした。

採用枚数の基準は先攻後攻問わずに使う可能性があるカードを2枚
後攻でしか使わなそうなカードを1枚の採用にしています。
2枚採用を減らして1枚採用のカードを多く採用するなら《天底型》にした方が良いと思います。

まとめ

今まで解説や展開を文章でまとめたりした事がなかった為、読みずらい箇所が多々あったと思いますが最後まで読んでいただきありがとうございました。
《粛声》というデッキを組んでから日はあまり経っておらず、大会なので結果を残した訳でもありませんが久しぶりに構築を考えたりサイドを色々試したり遊戯王というコンテンツに対して真剣に取り組む事ができたので自分の考えをまとめてみました。

基本内容は全て無料で読めるようにしておりますがこの先もう少しだけサイドデッキの採用理由や新弾の新規カードについての個人的な考えなどを書こうと思います。

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