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働き方改革ってなんだろう

働き方改革、ここ数年で、にわかに話題になっていますよね。現在、医療現場でもカルテの自動化やAIシステム導入が議論されています。

ただ、世論をみてみると、働き方改革=労働時間短縮(残業減)で解決するという、なんとも短絡的な方向に向かっている気がするのです。

論点がそもそも違うのでは・・と違和感を覚えます。

現在の日本経済の状態は、良いとはいえないと思います。業種によっては瀕死のところもある。このような状態では、労働時間の短縮などできるはずはないと思うのです。

業務の効率化は良い視点だけど、国の経済状態が良く、会社の経済状態が上向いていれば、ある程度人件費に余裕が出てくる。つまり、労働力短縮で問題解決するためには、経済を上向かせなければならないのは明確です。

まず最初にやらなければいけないこととすれば、たった一つ。

国として、簡単に稼げるビジネスは何か?それらの種を全面的に支援していくことだけだと思います。

以前の職場では、色々な国との商談や交渉を担ってきましたが、他の先進国が日本と明らかに違うことがあります。

他先進国は、国の経済を伸ばす経済戦略が明確ということ。

日本はどうだろう?JICAや世界銀行などに多額を投資して、途上国支援などをするのは素晴らしい心構えだけど、経済的な戦略があるとは到底思えないのです。普通の会社などでは、そこにいくら投資して、いつ頃、いくらカムバックするのか、社内外のコンサルタント等を使って、本当にたくさんシュミレーションをしますよね。それでも回収できないPJは数多くあるとはいえ、5割~7割くらいは、合格ラインに到達するという肌感覚です。

ただ、各省庁では、予算取りの際に、ある程度、このPJの意義など、形式的・倫理的な論点がメインで、「お金のシュミレーション」は行われていないはずです。倫理的な論点は大事です。ただ、国の税金で予算をつける以上、経済的なシュミレーションは行われるべきだと思うのです。

個人的には、(もう遅いけど)AI分野、ディープラーニング、ブロックチェーン、仮想通貨あたりに力を入れれば、日本の生きる道はあるはずだけど・・。規制で既にビジネスの芽が抜かれた気がしてならない。

国として、何で稼いでいくのか!?

これの戦略なくして、労働改革も何もないと思う・・。





嬉しいです^^ 美味しいコーヒーと一緒に今後の医療談義をしたいなと思います。