見出し画像

マイクロRNA検査(研究事業)を開始します

なないろのとびら診療所では、株式会社ヘルシーメディカルが行っているマイクロRNA検査を導入します。
こちらの検査は一言で申しますと、

がんのリスク評価(将来がんになりやすいか否か)
がんの超早期発見(通常の検査で見つけにくい状態)

を可能にする検査です。


マイクロRNAとは、血液などに含まれるRNA分子で最近何かと注目されています。
詳細につきましては、ぜひGoogleなどで検索されてみてください。たくさんヒットします。


がんについてはさまざまな検査があります。
ほとんどの検査(例えばCTや胃カメラ、大腸カメラなど)は、すでにがんが発症、つまり顕在化しない限り発見ができません。


また、がんの早期発見としてPET検査がありますが、やはりこちらも僅かであっても発症しなければ発見は困難です。


一方、こちらのマイクロRNA検査では前がん状態(がんががんになる前の状態)で発見できるため、これまでの各種検査とはそもそも意義が違います。
(なお、通常の検査を全く否定するものではありません)

そこでこのマイクロRNA検査は
・がんのリスクが高い方(喫煙や飲酒などさまざま)
・中年以降でがん発症リスクが高い方
・がんの再発、治療中の効果判定
などの方にお勧めしたいと思います。

ちなみに判定できるがんは、
肺がん、食道がん、乳がん、膵臓がん、肝臓がん、胃がん、大腸がん、膀胱がん、胆道がん、白血病、リンパ腫、脳腫瘍、前立腺がん(男性のみ)、卵巣がん(女性のみ)の13項目です。

こちらをAからE判定で区別できます。
検査にご興味ある方は、どうぞDM等でご相談ください。しっかりご説明申し上げます。

ところで、私がこの検査に興味を持ち、検査を導入することになった理由を少々ご説明します。

一言で申せば、辛い別れ方をしたくないからです。
私は、これまで、たくさんのがん患者さんと出会ってきました。本当に大切な唯一無二の仲間も昨年末にがんで失いました。祖母も叔父もです。
医師としては、在宅医療を行なってるために、最後の最後にご紹介されて、早い方は数日、長くとも1、2ヶ月でお別れすることがほとんどです。

職業柄仕方ないと思いつつ本当に辛いのです。切ないのです。なんとかできないかと思いつつも、標準治療がすでに効果がないと言われ、あと残されているのは緩和ケアのみと言われ、悔しい思いもしてきました。もっと早く出会えれば、トロン浴だったり、高濃度ビタミンCだったり、多くの医師は否定するけれども、やれることはまだまだあるとも思ってみたり。でも、そもそもがんになる前に出会えたら、もっと助けられるのではないかと思ってみたり。

とうっすら考えていたとき、こちらのマイクロRNA検査に出会い、すぐに飛びつき導入することを決めました。
悲しい別れはなるべく減らしたいと思っています。
ご興味がある方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

—-
こちらの検査は自費診療となりますので、あらかじめご了承ください。


■ 町医者 松嶋大の「医・食・住」サロンのご紹介

楽しく、ざっくばらんに語り合いませんか?常時オンラインサロンメンバーを募集しております。メンバーには月刊松嶋大も全文デジタルで公開中。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?