世界の絵本シリーズVol.2:フランス/「LA ROSE BLEUE (青いバラ)」
世界の絵本シリーズ、今回は2024パリオリンピック開催中のフランスから。
今回も前回に引き続き、日本で未翻訳の絵本です。美しいイラストが印象的な1冊。
フランスとはどんな国?
フランスは、人口約6,804万人、面積は54万平方キロメートル。
北緯42度~52度付近に位置し、日本の東北地方より北に相当し、気候は1年を通して東京より少し寒く、特にパリの朝は冷え込みます。ちなみに、今日の気温は最高気温が23°(2024年8月7日)。高い時でも30°程だそうで、日本の夏より、少し涼しく過ごしやすいのかもしれません。
・経済
フランスのGDPは、2024年にIMF(国際通貨基金)が発表したのデータによると、およそ3000兆USドルとされています。これは、世界の経済大国の中で第7位に位置しています。
一人当たりのGDPは、24位で48,222USドル。(日本は37位で34,554USドル)
世界有数の観光大国であるフランスの経済は、主に観光業などのサービス業が支えており、GDPの70%以上を占めています。
・企業
フランス企業の時価総額ランキングは以下の通り。ラグジュアリーブランドが強い存在感を示していることがわかります。
LVMHについては、こんなnoteも書いてます。良ければ読んでね。
絵本の概要
かつて、ある庭師が青いバラを作ることを夢見て、長い年月をかけてその実現に挑み続けました。
彼の名はヤシント。いつもハサミを使っていることから、町の人々から「ハサミじいさん」と呼ばれていました。彼の庭には色とりどりのバラが咲き誇っていましたが、青いバラだけはどうしても作ることができませんでした。
ある日、雨に打たれたヤシントは病に倒れながらも、夢見た青いバラのことが頭から離れません。彼は「早く治してくれ、わしのいない間に青いバラが咲いてしまう前に!」と医者に懇願します。
そんな彼のもとに、ついに青いバラが現れます。多種多様な色のバラを交配実験を続けて1001回目でした。しかし、それはただの花ではなく、ある秘密を持つ特別な存在でした。バラがヤシントにこう話しかけるのです。「あなたが長生きをしたければ、私を絶対に切らないで。」と。
青いバラが完成したら、展示会でお披露目しようと思っていたヤシントは、「誰にも見せることができないが、切ってしまえば自分の命がなくなるかもしれない。自分のために生まれたこの青いバラは、人に知られない勝利になってしまう。」と思い悩みます。。ヤシントと青いバラの運命はどのようになるのか、、
作者について
この絵本の魅力
この絵本「La Rose Bleue」は、夢と希望、友情と愛情、そして大切なものを守る勇気を描いた心温まる物語です。
そんな素敵なストーリーにボワリの幻想的なイラストが絵本の魅力を引き立たせます。
ちなみに実際に青いバラは存在するのだとか。2009年に世界で初めてサントリーが開発したそう。開発秘話はこちら。
https://www.suntory.co.jp/sic/research/s_bluerose/secret/
「ハサミじいさんの青いバラ」とは違った青ですが、こちらも美しい。
全国に取り扱い店舗があるようです。
母の誕生日にでも買ってみようかな。
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