[デッドプール2] "DEADPOOL 2" (2018)
1観ずに2を観たのでした。まぁいけます。
これは笑って泣ける、「家族の物語」である――真面目に。
おバカでお下品で血やらブッシャーなR15作品…の路線は1作目から変わらず。相変わらずハチャメチャな展開で飽きさせない。突然恋人を失うし、「007」パクリのオープニングだし、破天荒なヒーローとはいえ体が真っ二つになるし、わんさか出てくる新キャラはバラバラの肉片になったりミンチになったりして早々に死んじゃうし、ギャグって言っていいのこれ…?な内容で期待を裏切らない。「雪だるまつくろう」じゃねーよ。
「デッドプール」は積極的に差別や迫害についての取り上げているけど、今回は子どもの虐待やいじめ、それが負の連鎖となっていく点にも触れている。子供が見てよい内容ではないけど、教育的社会的観点もあるのが、この映画の良いバランス。スカッとするけれど、ちゃんとそういうところは抑えてます、という。まぁでも人が死んで笑いを取る不謹慎な場面も多々あるが…。そして今回は、血のつながりなんてなくても、寄せ集めでも、家族が作れるというあたたかいメッセージがあるストーリーだった。恋愛を絡めるヒーロー物はたくさんあるけど、こんな形の家族のヒーロー物もいいね。
本当はパロディの部分がすべてわかると楽しいのだと思うけど、そこまでアメコミや映画全般に詳しいわけではないので、ネタバレ知ってからもう一回観たらより面白いのかな。まぁでも繰り返し観ようと思う類の映画ではないか。カメオ出演もすごいんだよね、ブラピとかマット・デイモンとか。それを知ってからもう一回観たら面白いのかな。まぁ繰り返し観ようと思う類の映画ではないか(再)。
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