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マイクの音比べしてみた!!

このたびマイクをいくつかレンタル利用する機会をいただきましたので、『これはチャンス!』と全マイクで録音をしてみました。

■ 今回使用したマイク
横浜マイクロホン kikyou、sakura、momiji、
SHURE SM58、Seide PRO-38SE、RODE NT1-A

録音環境:防音設備無しのマンション自室(8畳くらい?)
ポップガード / ウィンドスクリーン:なし
OI:Focusrite Scalett Solo (Gen3)
録音:Audacity
動画編集:DaVinci Resolve


今回マイクをいろいろ使わせてもらって感じたのが、当たり前かもしれないですが、音の使用用途によって欲しい(好きな)音が変わるなと思いました。
私は録音に使うならSHURE、RODE、kikyou、ライブで使うならsakura、momiji、kikyou、朗読やナレーションなど声だけを使う用途ならSHURE、sakura、kikyou、歌みたいに他の音とMIXする用途ならRODE、みたいな。
ざっくりとこんな印象です。

横浜マイクロホンのsakura、momiji、kikyouは、初めて使ったときモニターからの返ってくる自分の声に『えっ?!』てなるくらい、どのマイクもめちゃくちゃまろやかな音です。
ずっと聴いてたくなるうっとりする音になります(自分の声なのに笑)
そんないい音に聞こえるので、歌もすごく気持ちよく歌えました。
これはぜひ多くの方に一度試してほしいマイクです。
自分の声がキンキンして聞こえるのが好きじゃない・・って感じてる人には特におすすめしたいです!!

録音した音については、sakuraとmomijiは少しぼやけた印象に感じたので「ん?」と思いました。
録音設定なのか、オーディオインターフェースやDAWなどとの相性なのか、その辺は私にはよく分かりません。
ただ、マイクから直接モニターに流れる音がめちゃくちゃ良いことは確かで、ライブなどではその音が直接スピーカーから流れると思うと、私はsakuraとmomijiはライブ向きだと思いました。

kikyouに関しては、録音した音もモニターから聞こえたままの音で、私の声質によく合うと感じました。
私は声を張ると出てしまう高音域のキンとした鋭い音が苦手で、朗読やナレーションをするときは特に声が丸みを帯びるような音質を好むため、SHUREを利用してきました。
おそらく現場で使い慣れていて、聞き慣れた声がこの音なんだと思います。
SHUREの前はSeideを利用していました。
これはたまたま家にあり、必要な音として問題なかったため使っていただけなのですが、今あらためて音を聞くと値段の割にいいマイクだなという印象です。
横浜マイクロホンのkikyouは、SM58よりほんの少し厚みがあってマイルドな音だと感じました。
自分の苦手な高音域の音も拾いすぎず押さえすぎず、中低音域とちょうどいいバランスで存在して聞えます。
kikyouについては『購入しちゃいなよ!』という声と『いや、SHUREで十分よ!』という声が、脳内せめぎ合っております笑

RODEは初めて宅録で使うコンデンサなので、他とは比べようがないのですが、まずはダイナミックとの違いを知りたかったため録りました。

これはもう、圧倒的に音が煌びやか!
今回は生音だけですが、リバーブをかけるとさらに音の抜け感の違いもよく分かります。
朗読やナレは声を他の音とミックスもエフェクトもかけず「声だけ」を使うことが基本なので、声が柔らかく聞き取りやすいこと、またノイズが入りにくいことも重視していました。
しかし他の音とミックスする歌声に関しては、全帯域をきれいに録れているほうがエフェクトかけたあと、ミックスしたあとの音に違いが出るんだなと実感しました。
また、ブレス音も表現に繋がるのであれば、多少のノイズは必要だったのか・・と、宅録10年目にして初めて気づいた素人です。

そもそも家で声を録り始めたのは朗読やナレーション、ネットラジオ制作のためで、その用途に必要な音が録れることだけしか考えていませんでした。
だからマイクも、そんなあれこれ比べる必要もなかったわけです。
しかし数年前から宅録で歌い手活動も始め、そうするとだんだん音の違いが気になり始め、コンデンサを使ってみたくなり・・・という経緯で、今に至ります。
今回は数種類のマイクを自宅の同じ環境で録り比べできるチャンスをいただいたので違いを身をもって感じる、知ることができました。
すでに各マイクの音デモは存在するわけですが、やはり自分の環境、自分の声で試してみないと気づけない違いもあるなぁと思いました。

RODEは個人的にお借りしたものですが、横浜マイクロホンの3機種は公式にデモ機の貸し出しをされています。
もしこの記事を読んで「使ってみたい!」と思われた方は、ぜひ問い合わせしてみてください。

横浜マイクロホン https://www.yokohama-mic.com/

音の感じ方は人それぞれで、好みの部分も大きいと理解しています。
この音比較の記事もあくまで私の個人的な感想ではありますが、一人でも誰かのお役に立ちましたなら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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