『四間飛車至上主義』出版記念イベントに行ってみた
四間飛車ブーム再来
12月とは思えないくらい暖かい土曜日の午後、駒テラスのイベントに行きました。四間飛車を指す将棋ファンとしては、このタイトルのイベントは「参加する一手!」と思ったからです。
参宮橋商店街でお昼を食べ、10分くらい前に駒テラスに着きました。参加者は20人程度、男女比は2:1くらいでした。
本音トーク満載
イベントは、「出版の経緯」のトークショーから始まりました。本のタイトルが「四間飛車至上主義」になった背景や、「ジャケ買い」したくなる本の表紙の絵のことなど、「えっ、そうだったの?!」という話をたくさん聞くことができました。
トークショーの後は、「特別講座」でした。このイベントの前日、井出先生と森内先生の対局があり、その対局を解説して頂きました。序盤の駆け引きや、井出先生がAIを使って振り返った時に発見した「幻の勝ち筋」の話など、本当に「特別」な講座をして頂きました。
特別講座の後は、質問コーナーでした。「今、藤井八冠と対局するとしたらどのように戦うか?」や、「中飛車相手に四間飛車のままで対抗するには?」といった観る将さんや級位者さんからの質問に対し、面白おかしく答えていただきました。
最後は、黒沢、井出両先生のコラボ揮毫色紙を参加者全員が貰える「サイン会」でした。参加者が書いて欲しい言葉を書いてもらう形式でした。
「デフォルトはありますか?」という質問がありました。いろいろ話し合った結果、中飛車党の黒沢先生が「中」、四間飛車党の井出先生が「四」と揮毫するのがデフォルトになりました。
先生方に1枚1枚丁寧に揮毫して頂いたため、参加者の皆さんの待ち時間が長くなっていました。そこで、「大盤に詰将棋を並べてみては?」と提案してみました。スタッフさんが11手詰めを並べ、黒沢先生が揮毫の合間に詰め将棋の解説をしながら1手ずつ進めるという「連係プレー」が奏功し、参加者の皆さんも退屈せずに揮毫を待つことができたと思います。
私の席の前に、この11手詰めの詰将棋をすらすら解いている男の子がいました。お父さんに聞いたところ、幼稚園の年長さんで棋力はアマチュア三段!これには周りのお客さんもビックリ。藤井八冠を倒す世代が着々と生まれているのかも知れまんね。
来年も駒テラス満喫
今年の6月に駒テラスがオープンして以来、何度も足を運び、楽しいイベントに参加しました。来年も今年以上にいろいろなイベントが開催されると思います。観る将の方やガチ勢でない指す将の方など、将棋をゆるく楽しんでいる将棋ファンの方、駒テラスに足を運んでみてはいかがでしょうか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?