開発教育の「ねっこ」を押さえておこう!

本業でも携わっているので、わかっていた気になっていた「開発教育」。ただ、それぞれの「開発教育」のイメージがびみょ~に違っているかも?いろんな方と話をする中で、最近そんなことを思ったので、「ねっこ」の部分を調べてみました。以下に調べた内容を記しておきます。

定義はいろいろあるけれど、「世界の多様性や課題を知ること」、「世界とのつながりを知ること」、「(これらを踏まえて)社会に主体的に参画する態度を育むこと」あたりがキーワードだと理解しました。

知る」だけで終わってしまっては、片手落ちで、「行動(=主体的な参画)」につなげることができるようなアプローチまで求められているのですね。ありがたいことに自分も開発教育に携わる機会がありそうなので、この点をしっかり心にとめておきます。

そもそも、自分自身が「知る」の段階で終わっていないか?具体的な行動を起こせているか?次の世代の方々に話をする前に自分のいまの在り方が問われているようにも感じました。

★教育基本法
https://www.mext.go.jp/b_menu/kihon/about/mext_00003.html

(教育の目標)
三 正義と責任,男女の平等,自他の敬愛と協力を重んずるとともに,公共の精神に基づき,主体的に社会の形成に参画し,その発展に寄与する態度を養うこと。
五 伝統と文化を尊重し,それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに,他国を尊重し,国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。

※太字・下線は私が追記

★平成29・30年改訂 学習指導要領
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1384661.htm

これからの学校には,こうした教育の目的及び目標の達成を目指しつつ,一人一人の児童が,自分のよさや可能性を認識するとともに,あらゆる他者を価値のある存在として尊重し,多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え,豊かな人生を切り拓ひらき,持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる。

※太字・下線は私が追記

★認定特定非営利活動法人 開発教育協会 (DEAR)
http://www.dear.or.jp/org/2071/

開発教育は、私たちひとりひとりが、開発をめぐるさまざまな問題を理解し、望ましい開発のあり方を考え、共に生きることのできる公正な地球社会づくりに参加することをねらいとした教育活動です。

<5つの学習目標>
 1.多様性の尊重
 2.開発問題の現状と原因
 3.地球的諸課題の関連性
 4.世界と私たちのつながり
 5.私たちの参加

 ※詳細は上記リンク先をご参照

★開発協力大綱
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/taikou_201502.html

イ)開発教育の推進
「学校教育を始めとする様々な場を通じて,世界が直面する様々な開発課題の様相及び我が国との関係を知り,それを自らの問題として捉え,主体的に考える力,また,その根本的解決に向けた取り組みに参加する力を養うため,開発教育を推進する。」

★独立行政法人 国際協力機構(JICA)
https://www.jica.go.jp/joureikun/act/frame/frame110000001.htm
https://www.jica.go.jp/hiroba/outline/activities/index.html#contents_notes
https://www.jica.go.jp/partner/about/ku57pq00001wsowh-att/kadaibetsu_siminsanka_02.pdf

機構は、開発途上地域に関する知見を日本社会に還元するとともに、開発途上地域の経済及び社会の発展又は復興のために、国民等が主体的に考える機会を提供するため、以下の開発教育支援事業を行う。
(※以下の具体的な事業は掲載省略)

<JICAが開発教育支援事業の中で伝える内容>
 1.世界の多様性
 2.私たちと世界のつながり
 3.世界の課題
 4.国際協力活動

 
※詳細は上記リンク先をご参照


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