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FIREを達成するためには貯蓄率が重要だって

ダイアモンドONLINEの記事【FIRE】早期リタイアを目指すなら「年収」よりも「貯蓄率」を重視すべき理由はとても重要なことが書かれています。タイトルの通り、リタイアには貯蓄率が重要であるという話です。貯蓄率によって、リタイアするまでの期間が変化するというもので、FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッドという本で、次のようなグラフが紹介されています。

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誰もが一番興味のある「いつリタイアできるのか?」その答えは年収ではなく、貯蓄率であるということを見出したがポイントだと思います。このグラフは次の式から導くことができます。まず、FIRE-indexを次のように定義します。

FIRE-index=総資産/生活費

生活費の25年分を持つことでFIREできることを上記の本で紹介されており、その数字をそのまま当てはめると、FIRE-indexは25となります。ちなみにこの25年という数字は毎年4%の配当収益を切り崩しながら、生活すると9割ほどの確率で資産が保全されるという調査データから来ています。毎年4%の配当収益、つまり年間生活費が300万円必要な家族なら、

300万円÷4%=7,500万円

7500万円の金融資産があれば、9割の確率で7,500万円の金融資産を保ちながら、配当収益のみで生活できるということになります。次にFIRE-indexをさらに詳しくみてみると、次のように式変形することができます。

FIRE-index=総資産/生活費
     =(収入×貯蓄率×年数)/(収入×(1-貯蓄率))
     =(貯蓄率×年数)/(1-貯蓄率)

そして、年数が左辺になるように式変形し、FIRE-index=25すると、
年数=25×(1/貯蓄率-1)となり、プロットすると次のようになります。縦軸がリタイアまでの年数、横軸が貯蓄率です。

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貯蓄率20%だとFIREするまでに100年掛かる。どうみても実現できない数字になっています。2倍の貯蓄率40%でも38年掛かる計算になります。私の場合、子供が2人がいて、これからの進学のことを考えると、毎年貯蓄率40%は無理だと思います。なので、完全なリタイアではなく、サイドFIREが現実的な話かなと思うわけです。具体的には配当収入を得ながら、労働収入も得るといった生活スタイルを意味します。つまり生活費は次のような式で表すことができます。

生活費=労働収入+配当収入

仮にそれぞれ50%ずつの収入で生活費を賄うとすると、金融資産は半分で良くなり、つまりFIRE-index=12.5と置くことになり、さきほどのグラフは次のようになります。

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貯蓄率20%で50年、貯蓄率40%で19年。この数字を見ると、サイドFIREまでの期間も結構年数が必要な感じです。そこで、生活費の内訳を次のように考えるみることにします。

生活費=労働収入+副業+配当収入

つまり、副業を加えることで、貯蓄率を上げてみようという試みです。副業の内容は人それぞれだと思いますが、私は企業分析による株式投資が得意なので、これを副業として捉えることで貯蓄率を上げられると考えています。よくよく考えれば、1年間の生活費は常に現金で持っておく必要はなく、極端に言えば、12月の生活費はそれまでに現金になっていれば良く、ある一定期間は株式になっていても良いという考えです。私はデイトレードではなく、数か月程度保有するタイプですが、リスクはあるにせよ、自分の強みを生かせるということであれば、あまり大きくない額での運用を副業という形で収益得ることできると考えています。ちなみに運用リターンは

2019年 32.5%(12月末時点)

2020年 15.8%(10/22時点)

です。今年2020年はどうなるかわかりませんが、20%達成できればいいなと思っています。これがどこまで貯蓄率の貢献できるかはまだわかりませんが、運用リターンの実績を積みながら、貯蓄率アップにつながるように運用資金を増やしながらやっていこうと思っています。

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