アランマーレ熱烈応援ブログ「編集長のひとりごと side アランチャ」番外編【Another Name】Chapter-7

我々の日常は、戻ってきたのだろうか。東京アラートは解除され、首都においても営業自粛要請は無くなった。市内に目を向けても、店によっては「えっ?」と二度見するような混雑具合を目にすることもある。アランマーレも練習見学開始から2週目を迎える。恥ずかしながらこの私…見学再開後、皆勤である(爆)きっと選手たち(特に新人の皆さん)は、毎回姿を見せるオッサンに「あの人毎回来てるよね」「ヤバない?」と眉を潜めていることだろう(笑)その私が言うのだから間違いないが、まだまだ見学に来るファンも少ない…そう思う。酒田の人は思ったよりも慎重だなと思わざるを得ない。個人的な意見ではあるが、国内トップリーグの2部チームが練習を公開しているのだから、もっと見に来たって損はないんじゃねーの?と前々から思っている。指導に関しては全くわからんが、目で学ぶことだってあるのではないかと、思わずにはいられないのである。

さてさて…今回も原稿用紙数枚分の駄文を書き散らして前置きを書いてしまったので、選手紹介に移ろうと思う。

第7回「スマイルナンバー1」

前々回の菅原選手と、インスタ登場回数を二分する(※当ブログ調べ)人気選手である。菅原選手が「目に飛び込んでくる美しさ」なら、この選手は、画面の中で起きている事象と、ひたむきな表情に引き込まれる…そんな魅力を持った選手だと思う。今回のヒロインはこの人。

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投野ひかる選手(#15)ポジション/セッター 身長/163㎝ 1996年4月13日生まれ 千葉県千葉市出身 順天堂大学出身

コート上の監督、ゲームをつくる…などなど、とにかく重要な役割であるというイメージがつきまとうセッター。個性派ぞろいのアランマーレ。その七色の攻撃のタクトを振るう司令塔…そんなイメージを、この可憐なルックスに抱く人はどれだけいるだろうか。批判を恐れずに言えば、アランマーレの歴代セッターを見てきた人なら、投野選手を見たときに「大丈夫なの?」と心配したファンは私だけではないのではないかと思う。パワフルなサイドアタッカー、個性あふれるさまざまなタイプのミドルブロッカーの実力を、華麗なトス回しで引き出してきたセッターたちもまた、強烈な個性を持っていた。どう見ても「素直」なこの選手が、あの個性派軍団の攻撃の起点になれるのか…少なくとも私はそう思っていた。

練習で、最も多く指揮官に声を掛けられるのは、恐らく投野選手である。期待の裏返しでもあり、セッターという重要なポジションにかける監督の思いの強さの顕現なのかとも思う。声を掛けられるたび、暑さに顔を真っ赤にしながら、真剣にその言葉を受け止め、自分なりに咀嚼し、わがものとする…そんな意思の強さを、筆者は感じ取ってきた。その表情は鬼気迫り…悲壮感さえ漂う。「もっと楽に構えていいんじゃないか」と、素人おじさんたちは心配な眼差しを向けるのだが、本人の眼差しはいつも真剣そのもの。その姿を目にするたび、おじさんたちはますます引き込まれていくのだ。真剣で可憐な彼女の表情、そしてひたむきなプレーに。

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プレーヤーとしての投野選手の特徴は、決してひたむきさだけではない。トス回しの端々に光るその要素に気付く諸氏は少なくないと思う。この選手…相当に身体能力が高い。ジャンプ力はもちろん、反応速度は相当なもので、時に超絶反応でディグを決めたかと思えば、フラッと上がったボールに、身長からは予測できない跳躍力でダイレクトスパイクを決めたりする。そしてサーブ。エンド側で見ていると…投野選手のサーブは実にエグい揺れ方をする。浮き上がって揺れながら落ちる…表現として正確かわからないがコークスクリューっての?そんな変化で相手コートに向かって飛んでいくのだ。

昨シーズンの試合では、宮本選手とコンビで「2枚替え」の一角として、時に流れを変え、時に試合を決める役割を託された投野選手。真剣な表情と弾ける笑顔に魅了されたファンも多いと思う。しかし試合を離れた投野選手は持ち前の笑顔がさらに爆発!カメラを向ければ某女性誌っぽいポーズを「勝手に」決めてくれたり、お願いしてないのに変なヒネりが入って”あざとく”なったりと、とても面白い被写体でもある。一緒に写真を撮っていた選手は「あれは私にはできない・・・。”あざとい”って才能だって今日思い知りました・・・」と青ざめた顔でつぶやくほど(笑)

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まあ、なんだかんだ言ってもナギさん、可愛いです(笑)リナさんがビューティフルなら、ナギさんはキュート。その笑顔は、試合でもそれ以外でも、周りを巻き込む魅力を持っている。チーム公式キャッチフレーズの「スマイルナンバーワン」は伊達ではない!今シーズンは出場回数を増やし、笑顔爆発の瞬間を激増させてほしい!カメラマンとして、いちファンとしてそう思うのである。

次回「超攻撃的セッター」をお楽しみに。

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