米スタジオライカのストップモーション技術がハンパない！アジアン冒険活劇！、「クボー二本の弦の秘密ー」

「KUBO/クボ　二本の弦の秘密」

母親譲りの三味線と不思議な魔法を操る少年・クボが、父の敵である月の帝から身を守るための3つの魔法の武具を求めて、サルとクワガタと一緒に旅する話。

何年か前に新海誠監督や鈴木敏夫さんなどアニメ映画の重鎮たちがこの映画を絶賛してるというネットニュースを見たことがある。そっからずっと気になっててこの度ようやく視聴しました。

ストーリーとかキャラクター設定にあいまいな部分があって、よく考えれば「あれ？どういうこと？」って感覚にもなるが、そんなことはどうでもよくなるくらいアニメの映像が魅力的でした。

荒れ狂う波や美しい夕日の自然風景、
クボが三味線を弾く時の指の動き、
折り紙の独創的な造形とそれによる演出
人間やサルの表情、
等等ことごとく造りが細かい！

また日常の動作だけでなく迫力あるアクションバトルシーンもあるけど、そういったシーンも滑らか。
くどいという感覚を全く味わわずに自然とずっと観れました。

その理由はきっと、この映画のスタッフたちがストップモーションという超めんどくさい手法に何時間も何日も何週間も取り組んだおかげだと思います。

どれだけめんどくさいかと言うと、一週間で制作される尺はなんと約3.3秒！

映画を見た後は、YouTubeにメイキングの模様が公開されてます。


制作会社はスタジオライカというんですが、ピクサーやドリームワークスだけじゃなくて、アメリカにはまだこんなすごい映像を送り出せる製作会社があるんですねぇ。。。

設定にあいまいな点があると冒頭に書いたけど、物語の全体はそんなにブレてないし、小さい子どもからお年寄りまで幅広く受け入れられる絵だと思うのでおすすめです。映画はHuluにありますのでそちらでどうぞ！