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本当になわとびが上達する!「縄のまっちゃん式なわとびカード(〜あやとび編)」をつくりました。

■== なわとびカードが上達を妨げる!? ==■

こんにちは!縄跳びパフォーマーの粕尾将一です。

2009年に縄跳び競技のアジアチャンピオンになり、2010年からシルクドソレイユのショーに縄跳びアーティストで出演してきました。

自分が縄跳びを跳ぶ一方、全国の小学校に300箇所ほど訪問したり、日本初の定期縄跳び教室「まっちゃんのなわとび教室」の主催するなど子供向けの縄跳び指導にも取り組んできました。子どもにとって縄跳びは身近な運動ですけど、実際にどうやって練習したら良いかを知らない人が多いんですよ。ちょっとしたコツを伝えるだけで、子どもは一気に上達するんです。

縄跳びの授業だと、殆どの小学校で「なわとびカード」を使っていますよね。過去に訪問した小学校でも多くの場所で採用していて、子ども達が意欲的に取り組んでいます!と鼻息を荒くする先生も多い。

なわとびカードは子どもの意欲を高めるのに有効です。でも使い方次第では、あまり効果的に働かないんですよ。むしろ毒になっているケースが多いんです。

まずひとつ目のダメポイントは「技の羅列だけ」になっているもの。体育の学習で活用するカードを「学習カード」と呼びます。この学習カードには「上達の手助けをする」という目的があるんです。たとえば逆上がりだと、まずは腕で鉄棒に掴まる、腕支持で上に登る、前回りをする・・・といったぐあい。このような学習の流れを知るための補助として学習カードは使われるのです。

しかし技を羅列しただけのカードだとどうなるか。子どもも闇雲に練習するだけで、必ず壁にぶち当たります。本来なら順番に練習すれば上達するはずなのに、根本的に「上達を考えたカード作り」がなされていないのが問題です。

ふたつ目のダメポイントは「なわとびカードに任せっきり」な授業であること。体育の授業を作るのに、なわとびカードは有効です。しかし一方で、カードを渡すだけで先生の本文である授業活動を放棄する言い訳を与えてしまうケースが多い。これでは子どもの上達も限定的になります。

実を言うと、なわとびカードは殆ど研究が進んでいません。小学校独自で、なんとなく羅列しただけ。でも本気で学習効果や上達を考えたカード、そして学習の仕組みを作れば、なわとび上達を急激に助けることができるのです。でも本気で学習効果や上達を考えたカード、そして学習の仕組みを作れば、なわとび上達を助けることができます。

ということで!創りました。縄のまっちゃん考案のなわとびカードです。このカードをそのまま印刷してもらってもいいですし、デザインに手を加えていただいてもOK。入門編から5級〜1級までの全6枚組になっています。

このカードは「前とび練習」から「あやとび」までを段階的に練習できる内容になっています。でも全部で60個も課題があるんですよ!?

普通だと前とび、あやとび、交差とびの3つで終わっちゃいますよね。これがどれだけ乱暴なことか、このカードを見てもらうと分かると思います。


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