松谷信司@キリスト新聞

1976年福島生まれ。TV局勤務の後、教員を経て転職。「バイブルハンター」「ピューリた…

松谷信司@キリスト新聞

1976年福島生まれ。TV局勤務の後、教員を経て転職。「バイブルハンター」「ピューリたん」を企画。宗教と中二病をこじらせたオタクリ。著書に『キリスト教のリアル』(ポプラ社)、『宗教改革2.0へ』(ころから)。プロブロガーのヨスさんと「世界はもっと生きやすい」ゼミを不定期で開講中。

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    各地でお招きいただいた際の講演に関する資料、音声データなどを公開いたします。少しでも何かのお役に立つことができれば幸いです。

  • 雑誌「Ministry(ミニストリー)」掲載記事など

    キリスト新聞社刊の雑誌「Ministry(ミニストリー)」で2009年の創刊から3年にわたって連載された企画「日本の説教者」のインタビューダイジェスト版。

  • 学校教育トンデモ見聞録

    自身が生徒、教師、保護者として体験した学校教育にまつわる雑文を集めました。

  • 震災で問われたもの~キリスト教メディアの視点から

    震災から3年。私たち宗教メディアは、独自の視点から有益なメッセージを発信してこられただろうか。「世の無常」と「神のみ旨」を説きながら、問題の本質にどれだけ迫れただろうか。この国の民は、宗教指導者は、教会は、何を学び、どう変えられただろうか。震災で露呈したキリスト教界を含む宗教界の脆弱性と真摯に向き合いつつ、あらゆる「境界」を乗り越えて課題を克服するための筋道を探る。

最近の記事

リニューアルへの期待 書評誌『本のひろば』2024年4月号「編集室から」

 本誌『本のひろば』がリニューアルして3カ月。そろそろ新しい表紙にも慣れていただけた頃だろうか。愛読者の方はすでにお気づきのことと思われるが、『本のひろば』のウェブサイトも2年前にリニューアルし、さかのぼって過去の書評も全文読めるという夢のようなサービスを提供している。裏表紙のQRコードからも簡単に開くことができるので、ぜひご活用いただきたい。「リニューアルを謳いつつ、中身はほとんど変わっていないじゃないか!」とのお叱りを受けないよう、編集・企画にも新しい発想が求められるだろ

    • 「キリ新」電子版 2024年3月11日付(メルマガ 第204号)

       あの日の震災から13年。福島の沿岸部にとっては、〝復興〟と呼ぶにはほど遠い現実が今も厳然と残された中で、能登半島地震による志賀原発でのトラブルが相次いで明らかになっています。同じ列島内で、同時並行に起こっている出来事とは到底思えません。喉元過ぎて熱さを忘れやすい人類が同じ轍を踏まないよう、歴史の教訓に学び続けたいと願うばかりです。今回も最後までお付き合いください。 *電子版の紙面PDFは本記事のご購入者のみ本文末からダウンロードできます。 *noteから「キリスト新聞」電

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      • 「キリ新」電子版 2024年3月1日付(メルマガ 第203号)

         前号で触れた「カトリック生活」休刊に続く速報です。昨年、100周年を迎えた週刊紙「カトリック新聞」が2025年3月末をもって休刊となることが発表されました。戦時中の休刊を経て、戦後復刊し、長く「キリスト新聞」と切磋琢磨してきたメディアが区切りを迎えることは本当に寂しい限りです。危機に瀕する専門メディアを、皆さんのお力でぜひお助けください。今回も最後までお付き合いください。 *電子版の紙面PDFは本記事のご購入者のみ本文末からダウンロードできます。 *noteから「キリスト

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        • 「キリ新」電子版 2024年2月21日付(メルマガ 第202号)

           ついに月刊誌「カトリック生活」が3月号(1137号)で1952年以来、70年以上の歴史に幕を下ろします。2015年の「あけぼの」休刊に続く残念なニュースです。来月には最終となる「感謝号」の発行も控えていると聞いていますが、この流れは避けられないものなのでしょうか。弊社刊の雑誌「Ministry」は、今年どうにか臨時増刊号としてお目にかかれればと計画中です。今回も最後までお付き合いください。 *電子版の紙面PDFは本記事のご購入者のみ本文末からダウンロードできます。 *no

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          「キリ新」電子版 2024年2月11日付(メルマガ 第201号)

           今年も「信教の自由を守る日」である2月11日を迎えました。この間、統一協会問題をはじめ「信教の自由」の内実を考えさせられる出来事が続いていますが、カルト教団が自らの不法行為を覆い隠す口実として悪用するのではなく、過去の反省に根差した政教分離のあり方とあわせて、いま一度再考する機会にできればと願っています。各地で行われる諸集会(オンラインを含む)にもぜひご参加、ご参集ください。今回も最後までお付き合いください。 *電子版の紙面PDFは本記事のご購入者のみ本文末からダウンロー

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          「キリ新」電子版 2024年2月11日付(メルマガ 第…

          「無言化社会」の恩恵にあずかる

          最近、徒歩圏内のファミマに設置されていたメルカリポストが全店舗でサービスを終了することになった。メルカリで頻繁にやり取りのあるヘビーユーザーとしては、この上なく便利で快適だっただけに残念でならない。 何が快適かといえば、レジで言葉を交わす必要がないことに尽きる。バーコードをかざし、出てきたラベルを荷物に貼ってポストに入れるだけ。この間、わずか数十秒。しかし、この工程に他人の手を介さないだけでかなり気が楽になるのだ。 根がコミュ障なので、とにかく店員と話すのが億劫で仕方がな

          「無言化社会」の恩恵にあずかる

          「キリ新」電子版 2024年2月1日付(メルマガ 第200号)

           紙面リニューアル後、遅ればせながら始めたこのメルマガもついに200号を数えることとなりました。ひとえに読者の皆様のお支えがあってのことと改めて感謝申し上げます。もはや「出版不況」を大前提とせざるを得ない業界の行く末を、ジャーナリズムの立場から見守りつつ、有益な発信が継続できればと願っております。今回も最後までお付き合いください。 *電子版の紙面PDFは本記事のご購入者のみ本文末からダウンロードできます。 *noteから「キリスト新聞」電子版を1部ずつ購入できるようになりま

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          「キリ新」電子版 2024年2月1日付(メルマガ 第2…

          教会と共産党との類似性

          (2010年10月6日「松ちゃんの教室」ブログ記事再掲) 「Ministry」をご愛読いただいているかわむかい様のブログを通して、こんな記事を見つけました。 「大都会の小さなマンション」 日本共産党と教会 元になっているのは浅井基文氏(広島市立大広島平和研究所所長)による「21世紀の日本と国際社会」のこちらのコラム。 浅井氏の指摘する党自身が取り組むべき諸課題について、クリスチャンにも「同じ病魔が潜んで」おり、共通の批判があてはまるという。 例えば…… ……などなど

          教会と共産党との類似性

          「キリ新」電子版 2024年1月21日付(メルマガ 第199号)

           昨年、25周年を迎えた宗教情報リサーチセンター(RIRC)が『ラーク便り』100号にあたる記念特集号を発行しました。毎号、ありがたく拝読して参考にさせていただいていますが、今回は現役・OBの研究員が回顧と展望について寄稿されています。以下、弊紙連載「宗教リテラシー向上委員会」の執筆陣でもある東島宗孝さんの「伝統と宗教と世間を繋ぐRIRC」から、一昨年来、肝に銘じたいと思ってきた点についての引用。  「『宗教2世』というカテゴリーを『伝統宗教』にも広げる議論が行われ…浮き彫

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          「キリ新」電子版 2024年1月21日付(メルマガ 第…

          「キリ新」電子版 2024年1月11日付(メルマガ 第198号)

           2024年は過酷な年明けとなりました。日々刻々と増え続ける犠牲者の数。半島という特異な地形に加え道路の寸断などの悪条件が重なり、遅々として進まない復旧、救助作業。かろうじて届いた物資を仕分け、分配、運搬できる人手の不足など。「民間ボランティアは来るな」の大合唱に輪をかけて、現地入りした議員やジャーナリストへのバッシングも異様です。説明が二転三転する志賀原発(北陸電力)の動向も注視しなければなりません。政治、芸能、メディア、宗教……あらゆる場面での〝劣化〟が露呈した2023年

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          茶の間のテレビと私の「2世問題」

          「昨日の○○(バラエティ番組)見た?」 それは、受験を間近に控えた高3長男の何気ないひと言から始まった。我が家では全録レコーダー搭載のテレビを導入して以来、それぞれが好きな番組を(同じ番組を見たいと思っている家族と)一緒に見る習慣が定着しつつある。 長男が言うには、学校ではもはや「昨日の○○見た?」がほとんど通じないのだという。彼がまだ小学生だった10年ほど前は、『レッドカーペット』があり『エンタの神様』があり、さらにさかのぼれば『オンバト(爆笑オンエアバトル)』があり、

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          「キリ新」電子版 2023年12月25日付(メルマガ 第197号)

           国会閉会間際になって自民党「清和会」におけるパーティー券キックバックの裏金問題が浮上しました。「清廉な政治は人民を穏やかにする」という意味を込めて命名された派閥だそうですが、聞いて呆れます。国民にはインボイスやらマイナンバーやらを押し付けておいて、政治家自らは脱税で私腹を肥やし答弁は「立場上、差し控える」という信じがたい暴挙。ジャニーズ性加害問題同様、誰もが薄々知りながら「噂には聞いていた」レベルで放置してきてしまった問題です。検察も威信をかけて徹底捜査していただきたいと願

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          「キリ新」電子版 2023年12月25日付(メルマガ 第197号)

          「キリ新」電子版 2023年12月1日付(メルマガ 第196号)

           今年も残すところあと1号のみとなりました。今月には最新版の『キリスト教年鑑 2023-2024年版』も発売されます。各教会で1冊はお持ちかと思いますが、最新の情報を網羅していますので、ぜひ入れ替えをご検討ください。良いアドベントが過ごせますように。今回も最後までお付き合いください。 *電子版の紙面PDFは本記事のご購入者のみ本文末からダウンロードできます。 *noteから「キリスト新聞」電子版を1部ずつ購入できるようになりました。ご利用ください。 ■ 最新号の紙面から

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          「キリ新」電子版 2023年12月1日付(メルマガ 第…

          「キリ新」電子版 2023年11月21日付(メルマガ 第195号)

           過日、『氷点』の“聖地”旭川を初めて訪ね、三浦綾子記念文学館事務局長の難波真実さんと念願の初対面を果たしました。創立20周年を機に建てられた分館で、ほぼ実物を用いて復元された三浦夫妻の書斎から、全3回でお届けします。  ▼『氷点』の“聖地”で三浦文学の醍醐味を語る   https://youtu.be/yViWXhHXrXQ?si=2N5gv0qPc7S4-qG_  ▼今こそ読み直したい三浦綾子のメッセージ   https://youtu.be/EA8vsFeyuzg?

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          「キリ新」電子版 2023年11月21日付(メルマガ 第195号)

          「キリ新」電子版 2023年11月11日付(メルマガ 第194号)

           喜多川擴(ひろむ)氏から性被害を受けたと証言し、「キリスト新聞」の取材にも応じた元ジャニーズJr.の二本樹顕理(あきまさ)さん(40)が、ネット上などで誹謗中傷を受けたとして、大阪府警に被害届を出しました。複数メディアの報道によると「売名」「金目当て」「優遇されたのだから今さら文句言うな」「被害証言がウソ」「お金目当て」などの中傷に加え、脅迫めいた投稿もあったそうです。  かつて本紙連載「伝道宣隊キョウカイジャー」内で、当時ジャニオタ牧師として執筆を担当していたキョウカイ

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          「キリ新」電子版 2023年11月11日付(メルマガ 第194号)

          「キリ新」電子版 2023年11月1日付(メルマガ 第193号)

           福岡女学院中学校・高等学校でクラウド型授業支援アプリ「ロイロノート」を活用し、中高生からの反応を紹介した講演の冒頭をシェアしました。10代ならではの柔軟な発想と、素直なリアクションが実に興味深く、教会のこれからを考える上での重要なヒントを与えてくれます。ぜひご参照ください。  ▼【抱腹絶倒?】入学して初めてキリスト教に出会った生徒たちの率直すぎる反応@福岡女学院中学校・高等学校(2023.10.19-20)   https://youtu.be/ZnsrH0a7_PQ

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