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【ヒプノシスマイクを木村昴が語る】「『ヒプマイ』新章スタート記念! “闘志に火をつけるHIP HOP TUNE”で燃えろ!!」【HIPHOP HOORAY VOL.23 ヤングジャンプ公式】

『ヒプノシスマイク』で山田一郎役も務める声優界一の“ガチなヘッズ”な木村昴の日本語RAP連載!

冬ほど熱く燃え上がれ!デフォルトで暑苦し目の木村さんがさらに温度上げ目でお届けするHIP HOP“闘志編”!!コレが聴くエナジードリンクだ!

木村 昴 きむら すばる:1990年6月29日生まれ。ドイツ出身。『ドラえもん』ジャイアン/剛田武役、『輪るピングドラム』高倉冠葉役等を担当。『ヒプノシスマイク』ではイケブクロ・ ディビジョン代表Buster Bros!!!を率いる山田一郎役。天才劇団バカバッカを主宰。ラッパーとしても『フリースタイルダンジョン』にも出演していたラッパー・掌幻と“掌幻と昴”として活動中。

※本記事は週刊ヤングジャンプ2021年11号に掲載された内容をnote用に一部改変して収録しました。

『ヒプマイ』新章スタート記念!“闘志に火をつけるHIP HOP TUNE”で燃えろ!!

僕も声優として参加している『ヒプノシスマイク』の新章『2nd Division Rap Battle』が始まります。新シーズンはラップ・バトルが主眼となっているので、それに伴って今回は“闘志に火をつける3曲”を紹介できればと。
まず闘志溢れる曲としてぱっと浮かぶのは、UZI『Knock Out feat.ZEEBRA』ですね

『Knock Out feat.ZEEBRA』:収録のUZIファーストアルバム『言霊』。ジャケがもう戦ってる!

——戦いの場に向かう姿を描いた1曲ですね。

リリックがこれからステージに立つ自分とオーバーラップするんですよね。
だから例えば自分の劇団の公演だったり、デカいステージの本番前には、この曲を必ずと言っていいほど歌って自分を奮い立たせるんです。
“さあ思い出せキツい練習/思い出せ逃げた連中/メンツ、キャリア、テクにセンス/この一戦に懸けな全部”っていうZEEBRAさんのリリック、“行って来るぜ!”“ビッと決めて来い!”っていうUZIさんとZEEBRAさんの掛け合いのパートはとにかく気合が入るし、どんどんテンションが上がる!
UZIさんには『打つべし〜明日のために〜』とか闘志を感じる曲が多くて

——UZIさんは格闘技のリングアナをされたり、G.K. MARYANさんとのユニット・城南ウォリアーズの『ファイティング・スピリッツ』はプロレス中継のテーマソングに起用されるなど、格闘技との関わりがスゴく強いですね。

格闘技が好きな人にもぜひ!そして海外ではM.O.P.の『ANTE UP (Remix) feat. Busta Rhymes, Teflon & Remi Martin』!

『ANTE UP』:2000年リリースのM.O.P.4thアルバム『Warriorz』に収録。

——あの曲を聴いて血中アドレナリンが上がらない人はいないですね!

間違いない!ライヴの映像を観ても会場大爆発って感じだし、この曲でテンションが上がるのは、国を問わないはず。僕自身、気合を入れ直したい時にも、ちょっと落ち込んでる時にも、この曲を聴けばブチ上がるカンフル剤っていうか。自分のiTunesでの再生回数見たら、1年で300回以上聴いてますからね

——落ち込みすぎでしょう(笑)。

僕だっていろいろあるんですよ……(笑)。この曲を知ったのは、『YOU GOT SERVED』(2004年)っていうダンス映画がキッカケだったんですけど、最初に観たときからガッツリやられて、そのシーンは死ぬほど見返した記憶がありますね。僕がこれまで聴いたラップの中でも、ベスト5には確実に食い込んでくる曲だし、映画も超オススメですのでぜひ見て下さい。

映像も最高な曲といえば、スタジオ石がMVを手掛けたAKLO『RGTO feat. SALU’H.TEFLON & Kダブシャイン』も闘志が湧く曲ですね。まずAKLOさんが2か国の価値観を持ってるっていうことをテーマにしたリリックでラップされてて、それは同じようにダブルである僕も共感できる部分が大いにあって。質問に答えていくような構成も面白いし、その構成をSALUさんも引き継ぐんですが、SALUさんは“「SALUくんには頑張ってほしい」/ は? おまえが頑張れ似非評論家”ってめっちゃくちゃ痛烈に返すんですよね

——これはインタビュアーとしては震えました(笑)。

ハハハ。そしてKダブさん“声とメッセージでイメージ提示/午前0時開くページ”からの韻の踏み方は、“工事現場の地ならし?”ってぐらい踏み固めて(笑)。鋼田テフロンさんの“いつも通り I Represent Me”っていう原点的な価値観の提示も最高だし、大事な局面の仕事に向かう時とか、自分らしく、自分の力を本領発揮しないといけない瞬間にエナジーになる曲ですね。
それからGADOROさんの『チャレンジャー』、韻踏合組合の『一網打尽』、BAD HOP『Kawasaki Drift』……山ほどありすぎる!

最後までお読みいただきありがとうございました!
次回もお楽しみに!

撮影◎門嶋淳矢
取材・文◎高木“JET”晋一郎

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