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KPOPヨジャ 第3世代と第4世代の違い

 本投稿では2018年以前にデビューしたグループを第3世代、2019年以降にデビューしたグループを第4世代とします。また、流行に関して2019〜2021までは第3世代から第4世代への移行期とさせていただきます。
 本来2023年に公開する予定だったため現在の状況と多少の齟齬があります。

 2022年のKPOPはヨジャの年というくらい女性のKPOP新人グループがデビューし、素晴らしい成績を収めました。例年なら確実に新人賞をとれるだろうというグループでも、新人賞をとれなかったことも多々ありました。筆者は約6年前からKPOPのガールズグループを浅く広く雑食で追いかけていますが、初めて世代交代というものを目の当たりにしました。
 MAMAでは第4世代のコラボステージも披露され、ヨジャは2022年に一時代が終わり新しい時代が始まったと言ってよいでしょう。

 今回の投稿では、KPOP女性アイドルグループの世代ごとの流行の違いを見ていきたいと思います。

コンセプトの違い

 第3世代のトップグループといえばTWICE(2015年デビュー)とBLACKPINK(2016年デビュー)です。
 TWICEが代表曲CHEER UP(2016年)で一足先に大流行し、BLACKPINKが代表曲DDU-DU DDU-DU(2018年)を発表しました。

 まず2016年のTWICEですがザ・可愛い系ですね。TWICEが日本でウケたのは日本人のKAWAII文化と親和性が高かったというのは大きな理由でしょう。可愛いコンセプトは主に第3世代の前半に覇権を握りました。
 こういった可愛い系のコンセプトのアイドルはLOVELYZ(2014年)、GFRIEND(2015年)などがあります。

 次に流行ったのがガールクラッシュです。ガールクラッシュは女の子が憧れる女の子という意味です。名前の通りかっこいいコンセプトのグループがたくさんデビューしました。このコンセプトは第3世代の後期に流行りました。
 第3世代のガールクラッシュのグループはLOONA(2016年デビュー)などがあります。2019年にデビューしたITZYやEVERGLOWも世代的には第4世代ですが、当時は第3世代の影響力が強かったためか当初はガールクラッシュコンセプトでした。

 一方、第4世代は、特にこれといって流行っているコンセプトがありません。第4世代の中でも特に売れているNewJeans、IVE、LE SSERAFIM、aespaのそれぞれのコンセプトを見てみましょう。

 まずはNewJeansですが、少女性や純真な無垢さが歌詞の端々から見受けられます。

 IVEは優雅さや自己肯定を意識した曲が多いです。

LE SSERAFIM は強い、戦う女性をエンパワメントしてくれる曲が多いです。

 aespaはデビューから3年弱はアバターコンセプト?というのでしょうか、ダークで独特な世界観のコンセプトでした。歌詞も正直意味不明なものが多かったです笑
 しかし最近はコンセプトチェンジし一般受けしやすいコンセプトの曲も発表しています。

 以上第4世代で一歩リードしている4つのグループを紹介しました。読んでくださった方はわかると思いますが、どのグループもコンセプトがバラバラです。第3世代は売れているグループのコンセプトに他のグループも合わせに行って、同じようなコンセプトのグループが大量発生することがよくありましたが、第4世代は様々なコンセプトのグループが売れているので、逆に流行りのコンセプトがない状態になっています。

髪の違い

髪色

 第3世代は派手髪が流行しており金髪や赤髪など比較的なじみのある髪色から、自然界ではまずありえない青や緑に染めるアイドルもいました。余談ですがこういった髪色は事務所の戦略としてスタッフが決めることがほとんどだそうです。

Red Velvet(2016年)
MOMOLAND(2018年)

 一方第4世代では黒髪や茶髪など自然な髪色が流行しています。

Red Velvet & aespa (2022年)
IVE(2022年)
NewJeans(2022)

 染めるとしてもメンバー一人だけ金髪程度の場合が多いです。

IVE & LE SSERAFIM(2022年)

髪型

  第3世代の特徴的なヘアスタイルといえばヨシンモリ(女神ヘア)です。ヨシンモリとはゆるく大きな外巻きのウェーブが特徴の髪型です。前髪も立体感のあるカールが特徴です。

TWICE ツウィ(2017年)
IZ*ONE ウォニョン(2018年)
IZ*ONE ミンジュ(2019年)

 第4世代の髪型は、髪色解説の方で載せた画像からも分かる通りストレートヘアが流行りです。前髪を頭になでつけたエゴマの葉前髪や、一時期はほとんど見なくなったフルバングも復活しています。

IVE & LE SSERAFIM(2022年)
NewJeans(2023年)

ファッションの違い

 第3世代の特徴的なファッションといえばハイウエストです。ウエストの位置を上げ、足の長さを強調する衣装が多かったです。

TWICE(TWICE)
IZ*ONE - La Vie en Rose(2018年)


 第4世代はy2kと言われる2000年前後に流行ったファッションが再び流行しました。代表的なのは、クロップド丈のピタッとした小さいトップスにローライズのボトムスを合わせた格好です。第2世代からの交代後、第3世代ではほとんど見ることのなかったヘソ出しの服が復活しました。

ITZY ユナ(2022年)
NMIXX(2023年)
LE SSERAFIM(2023年)

その他の違い

 第3世代と第4世代の違いで大きく感じるのが身長です。個人的に高身長の女性が大好きなのですが、第4世代は空前の高身長ブームが来ていると感じます。
(※公式発表の身長ではなく公称身長を参考にしているため、確実な情報ではありません。)

 第3世代は大手事務所でも150cm代のアイドルがいました。平均身長は160〜165cmのグループが多かったです。

TWICE

平均 163.3cm 
最高 170cm (ツウィ:1番左)
最低 158cm (チェヨン:左から2番目)

BLACKPINK

平均 165.0cm
最高 168cm (ロゼ:1番右)
最低 162cm (ジス:右から2番目)

Red Velvet

平均 160.6cm
最高 166cm (ジョイ:1番右)
最低 158cm (アイリーン:真ん中)

 一方第4世代ですが、2023年現在大手事務所からデビューした150cm代のアイドルは0名、逆に170cm代のアイドルが多数います。
 平均身長も165cm~170cmのグループがボリュームゾーンになっています。

NewJeans

平均 166.0cm
最高 170cm (1番左)
最低 161cm (真ん中)

IVE

平均 169.3cm
最高 173cm (右2人)
最低 164cm (右から3番目)

LE SSERAFIM

平均 168.2cm
最高 172cm (左から2番目と1番右)
最低 163cm (真ん中)

aespa

平均 164.0cm
最高 167cm (1番右)
最低 161cm (右から2番目)

 多少サバを読んでいることもあるでしょうが、それでも明らかに高身長化しています。これは中小事務所でも顕著で、軒並み150cm台のアイドルが減っています。
 一方で、事務所がメンバーを選抜して作ったグループは極端に高身長化しているのに対して、オーディション発のグループであれば比較的低身長のメンバーもデビューしています。

あとがき

 この記事を書き始めたのは2023年の9月ごろだったのですが気づいたら年が明けてました。思ったより写真集めが大変だったのと、私の怠け者な性格が災いしましたね…笑
 流行比較は絶対にしたいと思っていたので書けて良かったですし、自分としても楽しかったです。
 もし間違いがありましたらコメントで教えてください🙇🏻‍♀️
 最後までお読みいただきありがとうございました。

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