見出し画像

汽車

詠 九条良経

はるかなる 雁のゆくえを 見送れば

詠 藤原顕輔

汽車のひびきが ちかく震える

詠 阿倍仲麻呂

仄かなる あぶらの匂い 感じれば

詠 行尊

とろの湯引きが 舌をふるわす

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?