最後は笑って手を離すよ

こんな夜だから書き残したいことがある。

あのね、わたし、あなたのこと信じてあげられてない。

信じるのってこんなに難しいことだったっけ?
あなたを信じたいのに気づいたら疑っていて、いや違う。最初から信じてもいないんだ。

それは自分の保身のため。
自分がいかに傷つかないかをずっと考えてるこんなダメな人間、自分でも嫌気がさす。

あなたが素敵な言葉をくれるたび、行動で示してくれるたび、「ねえ?本当に信じてもいいの?あなたはそれで傷つかないの?」心の中で誰かがずっと叫んでる。

それは、きっと、過去の傷付けられた自分。
あなたじゃない他の人につけられた傷がいまだに痛むし、多分まだわたしはあの人を許せていない。

あなたとあの人は別の人なのに、あなたはあの人と違って愛してくれてるのに、どうしても信じられないの。

あのね、でもわかることが1つある。
わたしはこれからもずっとあなたを信じることができない。

これは、あなたのせいじゃない。わたしの問題。いつか時間が経てば癒えるような思いではない。

どんなに時間をかけて傷を治しても、傷跡は消えないし、定期的に傷んでは応急処置をして、の繰り返しになると思うの。

だからいつか、きっと、離れることになるんだろうね。そんな時わたしはちゃんと笑ってお別れできるかな。

自分の中のドロドロなこの感情に気づかないふりして、やり過ごせるのはいつまでかな。

こんな夜にしかこんなこと、吐き出せないね。


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