アルコール依存症について

こんばんわ、すももです。
今回はアダルトチルドレンについてまとめる前に、アルコール依存症についてまとめたいと思います。

アダルトチルドレンは親がアルコール依存症の家庭で育って成人した人のことを意味しているためです。

*アルコール依存症とは
アルコールを繰り返し多量に摂取した結果、アルコールに対し依存を形成し、生体の精神的および身体的機能が持続的あるいは慢性的に障害されている状態をいいます。

老若男女を問わず、長期間多量に飲酒をすれば誰でもアルコール依存症になる可能性があります。ただ単に個人の性格や意志の問題ではなく、精神疾患と考えられています。

*症状
*精神依存
飲酒したいという強烈な欲求(渇望)がわきおこる、飲酒のコントロールがきかず節酒ができない、飲酒やそれからの回復に1日の大部分の時間を消費し飲酒以外の娯楽を無視する、精神的身体的問題が悪化しているにもかかわらず断酒しない、などが挙げられます。

*身体依存
アルコールが体から切れてくると手指のふるえや発汗などの離脱症状(禁断症状)が出現する、以前と比べて酔うために必要な酒量が増える、などが挙げられます。
結果的には、その人にとって以前にはより大きな価値をもっていた様々な行動よりも、飲酒をすることがはるかに優先的な行動となってしまうのです。

⭐︎離脱(禁断)症状とは
体内のアルコール量が減ったときに起こる症状です。
手のふるえ、悪寒、寝汗、イライラ、不安、焦燥感、睡眠障害などがみられます。
アルコールを飲むと一時的に治まります。そのため、また飲むという悪循環の原因ともなります。
人によっては吐き気や下痢、胃痛、動悸、高血圧といった症状もみられます。
さらに進むと、うつ状態におちいり、ないものが見える(幻視)、ない声や音が聞こえる(幻聴)といった症状や、記憶障害なども起こすようになり、仕事や家庭生活にも大きな支障を及ぼすようになります。

こうした不快な症状は、なぜ起きるのか。それは私たちの脳が、アルコールの影響を受けやすいためです。
アルコールを飲むと、私たちの脳の働きが変化し、緊張がゆるんだり、いい気持ちになったり、気が大きくなったりします。それが「酔う」ということですが、普通は脳への影響は数時間程度で治まります。
ところが、毎日のようにアルコールを多く飲んでいると、脳はその状態を「通常」だと判断するようになります。すると反対に、体内のアルコール濃度が低くなったときに対応できなくなり、さまざまな不快な症状があらわれるのです。

まとめ
アルコール依存症への第一歩は、自分は違うという思い込みから始まります。
「自分はアルコールに強い」と思っている人は、とくに注意が必要です。
アルコールに強いというのは、肝臓でアルコールが分解されるときに発生する有害物質アセトアルデヒドの処理能力が高いという意味。つまり、悪酔いしにくい体質のことです。
でも、そのこととアルコールが脳やからだに与える影響とは、まったく別のもの。たとえば脳への影響では、アルコールに強い人ほど判断力などの低下を自覚しない傾向がみられます。
アルコール依存症を放置していると、50歳代前半で死亡するケースが目立つほどです。
自分の健康をそこなうだけでなく、仕事を失ったり、家庭崩壊をまねく例も少なくありません。お酒が好きでよく飲むという方ほど、アルコール依存症の怖さを知っておくことが大切です。


→筆者の場合、父親がアルコール依存症でした。この病気の怖いところは、一度アルコール依存症になってしまい治療するためには、二度と飲酒してはいけないところです。お酒をやめるか、死ぬか。その二択を迫られます。残念ながらわたしの父親はお酒をやめることができず亡くなりました。みなさんも気をつけてください。


次回はアダルトチルドレンについてまとめます。

参考URL

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-016.html
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/78.html

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