これは霊感なのか妄想なのか気のせいなのか... その①
私が、小学5年生か6年生の冬。
私は片道3kmを徒歩で通っていた。
冬のある日、委員会か何かで遅くなり、
辺りは暗くなっていった。
通学路は田んぼの中の田舎道で、辺りは暗い。
時々通りかかる車のライトにホッとしながら、1人で歩いて帰っていると、
「か〜ごめ〜かご〜め〜〜」
小さい子ども達が遊ぶ声が聞こえた。
辺りは寒くて子どもが遊んでいる様子はない。
民家の窓も開いている感じではない。
私は怖くなって、全速力で走った。
走っても走っても、
「か〜ごめ〜か〜ご〜め〜〜」
「きゃははははぁ〜〜〜」
子ども数人の遊び声は少し後ろからずっとついて聞こえてくる。
1kmほど無我夢中で走り、自宅に慌てて入った。
親には笑い飛ばされたけど、私は今でもあの歌声は忘れられない。
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