見出し画像

沖縄で最も使われている魔法の言葉

英語で最も使われる単語は「the」なのだそうだ。
では沖縄は?
私はダントツで「だからよ」だと思う。

「だからよ」は、共感、激怒、悲哀、あらゆる感情の表現に使われる。
沖縄県民にとってポークと同じくらい無くては成らない存在だ。

大笑いしながら「だっからよーっ」
平ったく短く「だからよ」

ため息混じりに「だからよ………」
イライラを込めて「だからよっ」

すーんとひと言「………だからよ」

相槌にも「だからよ」
あーーそれ、わかるーーと込めて「だからよー」

沖縄県民にとってポークと同じくらい無くては成らない存在だ。(2度目)

沖縄では言葉に窮した時も、共感した時も、話し始めに来るのはまず「だからよー」。

すべてが成り立つ魔法の言葉「だからよー」。

沖縄の代表的方言「はいさい」「なんくるないさ」「めんそーれ」。
私は日常で言われたことがない。

たった一度、年配の方に「あんたは大学まで出てるから、こんなことなんくるないさー(簡単にできるよ)」と言われたことがあり、心の中で“生のなんくるないさー初めて聞いた!”と感激した。

それくらい、日常使いされていない。

一方、「だからよ」。
こちらは空港についた瞬間、何だったら搭乗した飛行機の中で既に聞くことができる。

同じ単語を感情の込め方で使い分けて話す。沖縄県民は表現力が豊かだと思っている。

次の沖縄旅行では、ぜひ生の「だからよ」を聞いてみてほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?