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元気でね、ギャン泣きリンタロウ!マカピーな日々#0799

マカピーです。
生後2週間のリンタロウに会いました。

同じ海外で活動した事のあるリッちゃんが、今月半ばに第一子を出産したので当時の同僚とマカピー妻と一緒に会ってきました。

リンタロウだけでなく、この日初めてリッちゃん夫にも会いました。
「おお、リッちゃんより若いんだ!」

集合場所は田園都市線の某駅前で、リッちゃんの生まれ育った地元でしたが駅前のウイークリーマンションにいるのは、リッちゃんの唯一の肉親である兄と不仲だからという事でした。

「兄は両親が亡くなってから仕事もせずに実家を占拠しているんです。日本帰国中もほとんど顔を合わせる事がない状態でワタシが経済的支援をして彼を食べさせているんだけど、今回ワタシが結婚したことも出産したことも不満なんです」

都内出身のリッちゃん夫とは出産を機に婚姻届けを出したということですが、彼の方の両親にも頼ることなく二人三脚で頑張っている様子でした。

で、5人と乳母車に乗せたリンタロウで沖縄料理店に入ったのはあまりの外気温の高さで本来「近くの公園でピクニック」という案が「命の危険性がある高温」という事でキャンセルされたからでした。

店内のコーナーで掘りごたつ状態のテーブルのかたわらにリンタロウは寝かされたのですが、仰向けでちょっと苦しそうでした。

マカピー:「うつぶせ寝はさせないんだ?」
リッちゃん:「うーん、それってどうかなあ。良くわかんないんです」
マカピー妻:「うつぶせだと物音に驚いて泣いたりすることが少ないし、頭の形が良くなるよ。うちの3人息子の頭はゼッペキじゃあないわよ」

リッちゃん:「もう昨夜はリンタロウのギャン泣きで、今朝は二人とも朦朧としていたんです!」
リッちゃん夫:「何が原因なのか、分からずに困りました」
リッちゃん:「近所迷惑だったらしく、後で近所の人から乳母車もらったんです。そう、さっきリンタロウを入れていたやつです」

リッちゃん:「まだ2週間なんですけど本当に大変ですね。もっと子育てって簡単だと思ったんです。でも皆さんから授乳中用のバッグを贈ってもらって助かってます」
リッちゃん夫:「ボクは先に任国に戻るんだけど、リッちゃんとリンタロウが戻る際に、戻ってきて一緒に行ってくれ言われていてどうしようかなあって思っているんです」

マカピー妻:「直行便だったらまだしも、途中のトランジットが一日近くあるような行程だったら絶対夫のサポートが必要だよね」
リッちゃん:「夫には最初、向こうで飼っている猫の餌を大量に持ち帰ってもらうんだけど、これからリンタロウの赤ちゃん用品が増えそうなんです」
マカピー妻:「え?なに言ってんの!猫よりリンタロウでしょう!向こうで手に入らない粉ミルクなんか段階によって成分が変わるのだし、そのほかあれこれと沢山必要なのよ。リッちゃんだけで運べないわよ!」

リッちゃん:「ワタシも彼もすぐに仕事に戻りたいのでナニー(子守)を雇うことにしているんです」
マカピー:「で、この8月に家族で向こうで暮らし始めてからいつ帰ってくるんだっけ?」
リッちゃん:「1年と半年後ですね」

すると、リンタロウがグズグズ始めたのですが「???」マカピーにはリッちゃんの反応がぎこちなく見えました。

マカピー妻であれば「あ、どうしたのかなー?オシメが濡れている?お腹がすいたのかなあ?」と様子を観察するのですがリッちゃんはリンタロウの肩あたりをさすっただけだったからでした。

マカピー妻は、「リンタロウ、こっちにおいで!新生児を抱くのは久しぶりだわ!」とリンタロウを胸に抱きかかえました。するとリッちゃんは「お腹減ったのかしら」と哺乳瓶を差し出したのです。

マカピー妻:「まだ必要ないわ。ほらオシメも濡れていないでしょう。赤ちゃんは心臓の音を聞かせてあげると落ち着くのよ。お母さんのおなかの中で聞いていた音に近いからよね」
リッちゃん:「子育てを終えてずいぶん長いのによく覚えてますね?」
マカピー妻:「ワタシはザンビアの新生児のいる孤児院やベトナムの国立小児病院でボランティアしていたから乳幼児の扱いに慣れているのよ」

リッちゃん夫:「マカピーさんがマレイシアに行くそうですけど、その間うちのナニーとしてリンタロウと一緒に旅行してもらえると助かるなあ!」
マカピー妻:「(笑) こうして赤ちゃん抱いているって幸せな気分になるものよ、そうじゃない?」
リッちゃん:「へー、そうなんですか?赤ちゃんて、生んでみるまでこんなに手間がかかるって思わなかったんですよ。ネットでいろいろ調べているんですけどね、どうも良く分からないんです」

マカピー妻:「スマホで検索するよりもリンタロウを抱いて、その成長を楽しんだら?子どもって3歳までに親に生んでくれた恩を返すって言われているのよ。一緒にいて観察していると何が不快なのか分かってくるものよ」
リッちゃん:「だって、私たちには周囲で教えてくれる人がいないし、私自身も早く現場復帰を目指しているんで子育てに専念していられないんです」




マカピー妻:「それでも、スマホを見ながら授乳するような真似はダメよ!いつもリンタロウに声を掛けながら過ごすの。そうするとリンタロウはお母さんに向かって笑うようになるのよ!それがどんなに素敵な事なのかわかる日が来るわよ。おや、この子もう唇にタコができているわね、きっとお腹の中で指を吸っていたのね!」
リッちゃん:「良く分かりますね!エコーで調べた産婦人科医が『指を吸っている』って言ってました!」


マカピー妻:「ワタシも海外で3人の子供を産んで育てたのだけど、アナタたちのように親戚が周囲にいるわけじゃなく手探り状態だったのよ。当時も紙おむつはあったけど、極力布おむつを使っていたのは経済的な問題だけじゃなくて、新しい布おむつって気持ちいいのよ!」
リッちゃん:「そういえば5歳になっても紙おむつしている子供がいるって聞いたことがあるわ。あれはそっちの方が気持ちいからでしょう?」
マカピー妻:「リッちゃん、オシメの中に指を入れてごらんなさい。蒸れているでしょう? これって不快感なのよ。オチンチンが蒸れ蒸れでしょう!周囲を汚していいのならオシメなんかしなくていいくらいなのよ。それが紙おむつをしちゃうとトイレを背負っているようなもので慣れちゃうから怖いのよ」

リッちゃん:「なんだか、子育てが怖くなっちゃったわ」
マカピー妻:「いいのよ、もっと自然に身構えれば!今は暑い季節なんだからしょっちゅうぬるま湯で湯浴みさせてあげること!そうすると密着してできた汗疹(あせも)なんかすぐに良くなるわよ!最初はお風呂に入れなくてもいいのよ、小さな容器の中でも体をふいてあげるだけでも気持ちのいいことをしてあげる事が一番なの」

と、マカピー妻によるリンタロウを抱きながらの「子育てアドバイス」は続くのでした。

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。がんばれ新米パパママ、リンタロウ!





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