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お呼びじゃないよ!マカピーな日々#0629

マカピーです。

天気予報では「Wet Christmas(雨のクリスマス)」と言われていたように、12月23日は夕方から大雨となりました。

そして、エルダとリチャードが帰宅したのは予定のお昼を大きく過ぎて午後6時ころで雨脚が強くなってきた頃でした。

さすがにデイジー(犬)は、雨の中でも主人の車(スバル)が車庫スペースに入る音を聞き分けて飛び出してゆきました。

これだから、犬ってすごいなあって思います。

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だって、マカピーが最初に家族の一員として迎えたハロハロはフィリピンで飼った黒い雑種犬でしたが、その感覚は鋭いものがありました。

マカピー妻によれば、自家用車が家に戻る際にそこにマカピーが乗っているかどうかは、ハロハロを観れば分かったそうです。

ガレージのゲートが開く前にマカピーが乗っているとハロハロは嬉しそうに尻尾を振るのですが、マカピーが乗っていない車だと頭を上げるだけだったそうです。

しゃべる声が大きいと言われているマカピーですが、まさか車の中でしゃべり続けているわけでもないし、どうやって透視術のようなことが可能だったのか、今でも不思議で仕方ありません。

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さて、帰宅したリチャードに会うとCOVID-19感染と聞いてましたから

リチャード:「ごめん。マスクをして、距離を置いてくれ!」と言われました。

マカピー:「二人とも具合が悪いの?」

リチャード:「ボクはそれほどじゃないけどね。エルダは昨日14時間も車を運転して疲れ切っちゃったんだ。今日も予想以上に混雑してそれに雨が多くて運転が大変だったんだ。だから、今日はすぐ休むよ。デイジーの面倒を見てもらいありがとう」

マカピー:「こちらこそ楽しい時間を過ごせたよ。そうそう、早く休んだ方がいいよ」と別れました。

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その後、更に雨脚も風も強くなり、稲光も混じるようになり「嵐」の様相になってきました。

マカピー:「遅くなったけど、荒天になる前に到着できて何よりだったね。デイジーも安心して寝られるだろうね」

マカピー妻:「もう、こっちに戻ってこないかしら?」

マカピー:「短い間だったけど、楽しかった」

などと話しながらマカピーとマカピー妻と夕食後ワインを飲みながらテレビを観ていると、風雨の中に車のアラームが鳴りました。

マカピー妻:「あれ、リチャードのスバルじゃない?」

マカピー:「おかしいな。こんな時間にどうしたんだろう。それとも隣の家かな?」

すると、今度はリチャードから電話があったのですが、すぐ切れました。

マカピー:「おかしいな、切れちゃった。こっちからかけ直そう・・・」

マカピー妻:「ほら、外見てリチャードが来てるわ!」

マカピー:「え? 本当だ。 やあリチャードどうしたんだい?」

リチャード「車のアラーム聞こえたかい?」

マカピー:「うん、あれはスバルのアラーム音だよね」

リチャード:「ドロボウが入ったんだ!」

マカピー妻:「エーッ? それって今?」

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リチャード:「ボクが書斎でデイジーと一緒にテレビを見ていて、何か気になったんでキッチンに行くと黒人の若者が椅子に座っていたんだ!」

マカピー:「え、それでどうしたの?被害は?」

リチャード:「ボクはアラームボタンを押してキッチンに戻ると、もういなかったんだ。それで二人のいる離れの方に来なかったかと思って今来たんだ。そいつは椅子の背にかけてあったバッグからボクの財布を盗ってたよ。カードも入っていたんだ」

マカピー:「じゃあ、すぐにカードのブロックした?それからデイジーはどうしたの?」

リチャード:「ああ、デイジーは全然吠えなかったし、そもそもぐっすり眠っていたよ。カードのブロックは直ぐにやった。でもあの男がどうやってこの敷地内に入ってきて、どうやって逃げたのか分からないんだ!」

マカピーも一緒になって探しましたが、なんせ嵐の夜でしたからよくわかりませんでした。それでもリチャードは諦めず、雨にズブ濡れになりながらフェンスから抜けられそうな場所の特定を急いでしました。

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翌日、リチャードは庭師のモーゼスを読んで侵入経路の特定をしました。最初はマカピー達の住む離れの屋根の上の有刺鉄線を跨いで入ってきたと思いましたが、その後で隣との板塀の段差に空き巣の経路を発見しました。

つまり、傾斜地に立つ家ではどうしても壁に段差ができます。その段差に有刺鉄線を張る鉄のアングル棒を見つけ隣家の花壇には大きな足跡までありました。

ここがウイークポイントであることが分かったので、さっそくモーゼスさんが有刺鉄線をもう一段高く巻き付けて、防犯作業が終わりました。ヤレヤレ

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。疲れて帰宅するなり災難だなあ?!

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